マイクロソフトは2月10日、ソフトバンクBBと協力して、企業向けソフトウェアの機能をマイクロソフトがクラウド型で提供する「Microsoft Online Services」と、ソフトバンクBBが販売するWindows phoneなどのスマートフォンとの連携ソリューションの提案、販売活動を強化すると発表した。
施策の第1弾として、マイクロソフトは、ソフトバンクBBの中堅中小企業に対する販促活動を支援するために、Microsoft Online Servicesとスマートフォンの連携利用シナリオを開発するとともに、ソフトバンクBBが同日より実施する「スマートフォン セキュリティ強化ダブルキャンペーン」の告知を共同で行う。
同施策において、Microsoft Officeのユーザーに対しては、電子メールや予定表に場所を選ばずアクセス可能な環境を実現する「Microsoft Exchange Online」とスマートフォンを組み合わせたソリューションを提案し、スマートフォンを利用しているまたは利用を検討しているユーザーに対しては、情報漏えいの危険性を減らす「リモートワイプ機能」を実装した情報セキュリティソリューションを提案していくという。
また、従来の携帯電話やフリーメールなどを利用している中堅中小規模企業に対して、初期投資や管理コストを抑えることができるサービスとして「Microsoft Online Services」を提案することで、グループウェアの活用を促進したい考え。
両社は今回の協業を皮切りに、Microsoft Online ServicesとソフトバンクBBの各種サービスを組み合わせたソリューションを順次開発し、提供していく予定という。