Microsoftは米国時間4月25日、管理ソフトウェア製品ラインを拡充し、IT管理者の問題解決を支援する製品を加えるほか、2007年にはExchange用管理コンソールを改定してリリースすると発表した。
Microsoftが「Service Desk」という開発コード名で開発を進めている製品は、企業のハードウェアやソフトウェアの資産管理、中央からのソフトウェア設定のアップデートなど、管理作業の中心的役割を担う予定だ。
Microsoftの幹部は管理ソフトウェアに関するカンファレンスで、Service Deskは2007年末に提供を開始する予定であると述べた。
Service Deskには、「ワークフローエンジン」が含まれ、ヘルプデスクのチケット管理などのタスクを自動化し、データベースと連動してネットワーク上にある端末とソフトウェアに関する設定情報を保存すると同社では述べている。
Microsoftの幹部は、「Monad」という開発コード名で呼ばれてきた「PowerShell」に関するロードマップも明らかにした。PowerShellは、管理スクリプトを作成するソフトウェアで、2006年後半にウェブ経由で無償ダウンロード可能になる予定という。
PowerShellは、次期「Exchange Server 2007」に搭載されるグラフィカルな管理アプリケーション「Exchange Management Console」の基礎となる。
Microsoftはまた、現行の各管理製品の次期製品を、「System Center」というブランドで展開することも明らかにした。これにより、「Microsoft Operations Manager」はバージョン3より「System Center Operations Manager 2007」となり、「Systems Management Server」のバージョン4は「System Center Configuration Manager 2007」となる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ