日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は5月30日、企業のIT部門向けコンサルティングサービス「ITIL道場-SOX法対応シミュレーション・ワークショップ」の提供を6月1日に開始すると発表した。2日間で講義とワークショップを行い、「日本版SOX法へのスムーズな準備作業を支援する」(日本HP)。価格は100万円からとする。
同サービスは、日本HPのコンサルタントが、米Hewlett-Packard(HP)のIT部門による米SOX法対策の内容を紹介する。米SOX法も準拠している内部統制フレームワークCOSOについての解説や、米SOX法と日本版SOX法(「財務報告に係る内部統制の評価及び監査のあり方について」)の比較も講義する。日本HPでは、「国内企業のIT部門が今できることは何かを(情報システム向け運用管理ガイドラインである)ITILに対応付けて解説することで、日本版SOX法対応の指針を提供する」としている。
さらに、SOX法対応で特に重要なITIL変更管理と可用性管理について、ワークショップ形式でシミュレーションする。これにより、「日本版SOX法のIT全般統制に対する準備作業を疑似体験でき、実際の日本版SOX法対応時にもスムーズに対策を行うことが可能になる」(日本HP)という。