米Hewlett-Packard(HP)は米国時間2月10日、コンプライアンス(法令順守)支援を目的とするID管理ソフト「HP OpenView Select Audit」と変更管理ソフトの新版「HP OpenView Select Identity 4.0」を発表した。
HP OpenView Select Auditは、コンプライアンスについてのガイドラインをIT監査管理機能と対応付けて表示する管理フレームワークを備え、視覚的に状況を示す。管理作業、ユーザーの変更、アクセス要求、認証判定のすべてにデジタル署名を付加して集約することで一元管理を実施し、記録が不正に変更されることを防ぐ。
運用上の監査ポリシーと米国政府の監査ポリシーに沿ったレポートを作成する機能を持ち、米国の企業改革法(SOX法)に準拠したレポートパックも備える。HP OpenView Select FederationやHP OpenView Select Identityといった製品とも連携して情報を一元管理し、一貫性のある監査インフラを実現する。
HP OpenView Select Identity 4.0は、システムやアプリケーションに関する追加、アップグレード、削除などを管理する機能と、コンプライアンスのプロセスを自動化する機能を提供する。また、管理業務を必要に応じて分離する機能も備える。新版では、文書化された変更管理プロセスに従っていない変更を防止する監査機能も強化した。