Hewlett-Packard(HP)は米国時間2月7日、ストレージ製品ラインの拡大に向けてアーカイブソフトウェアメーカーのOuterBay Technologiesを買収する計画であることを発表した。
カリフォルニア州クパチーノに本社を置くOuterBayは、アプリケーションやデータベース用のアーカイブソフトウェアを開発し、法人顧客に提供している。サーバやストレージ、ソフトウェア分野に力を入れるHPは、2005年9月にAppIQおよびPeregrine Systemsの買収を発表している。同社は、Peregrine Systems買収には4億2500万ドルを投じている。
HPはOuterBayの技術を利用し、OracleやOracleのPeopleSoft部門、SAPから提供されるアプリケーションスイートに加え、Oracle、SQLServer、Sybaseなどのデータベースを運用する顧客向けに、製品を拡充する計画だ。
HPのStorageWorks部門ゼネラルマネージャBob Schultzは声明で、「HP Integrityサーバを利用する顧客の6割が現在、Oracleのアプリケーションとデータベースを運用している。今回の買収は、既存の顧客にとって重要な意味をもつ」と述べた。
約60人の従業員を抱えるOuterBayは、ほぼ現行のままの体制で、HP StorageWorks部門の情報ライフサイクル管理(ILM)/ストレージソフトウェアチームに統合される。
HPは、OuterBayとは1年以上前から提携関係にあり、最近ではHPの「StorageWorks Reference Information Manager For Databases」に関して協力関係にあったと、HPのILM/ストレージソフトウェアチームのゼネラルマネージャFrank Harbistは語っている。
同氏によれば、HPでは今後、両社の製品を柔軟にバンドルしていく計画だという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ