日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は2月23日、SOA(サービス指向アーキテクチャ)に関する入門的知識の提供、SOA導入の方法とメリットの紹介、SOAに関する技術情報の提供を目的に、市ヶ谷事業所(東京都千代田区)内に「SOAコンピテンシー・センタ」をオープンしたことを発表した。
同施設は、日本BEAシステムズ、マイクロソフトと共同で運営するもの。SOAを体験できるデモンストレーションを実施すると共に、SOAによるシステム構築に有効なさまざまな業界標準ソフトウェアの相互接続技術を検証することで、SOA導入を支援する。
同施設は、同じく市ヶ谷事業所内の「アダプティブ・エンタープライズ・エクスペリエンス・センター」とファシリティを共用するが、SOAの理解と導入促進に特化した独自のコンテンツにより、別個のデモ施設として運営される。
SOAコンピテンシー・センタのオープンにより、SOAを導入することで、いかにビジネスの成長、変化に迅速に適応できるITシステムを実現できるかを体験することが可能。継続的な検証を通じ、検証済みのアーキテクチャによるシステムデザインを可能にすることで、確実で効率的なSOAベースのシステム構築を実践できるとしている。