アイアイジェイテクノロジー(IIJ-TECH)、TIS、ハミングバード・ジャパンの3社は11月21日、内部統制対策強化に向けた基盤製品「Audit Structure」の販売を開始した。
この製品は、日本版SOX法を想定し、内部統制対策の強化に有用なワークフロー、監査ログ確保、文書管理、全文検索、電子メール保管に加え、情報ライフサイクル管理(ILM)実現に必要な各種機能を統合して提供する。特に、ITを効率的に活用するための情報管理に焦点をあてている。
内部統制上の問題改善に用いるさまざまな要素を個別の「対策パーツ」および「機能コンポーネント」として用意し、顧客は環境に合わせて必要なものだけを組み合わせて導入できる。そのため、統制の仕組みを構築する際に既存システムの活用が可能で、短納期かつ低コストでIT統制強化が実現する。
Audit Structureを提供するにあたり、IIJ-TECHはILMを含めたインフラ構築技術の適用および運用を、TISは文書管理機能にかかわる各種ルール導入コンサルティング、アプリケーション開発、カスタマイズを、ハミングバードは文書パッケージ提供およびパッケージカスタマイズを担当する。3社では、2007年度までの3年間で約90億円の販売を目指すとしている。