TISは11月24日、企業システムのクラウド対応に向け、ITインフラや運用の課題を解決するためのITインフラ最適化サービス「IT@VSOP(アイティ・アット・ブイエスオーピー)」を提供開始すると発表した。
同サービスは、ITインフラにかかるコストの可視化や複雑化への対応に課題を持つ企業に対し、TISの持つIT基盤構築、運用ノウハウと方法論を活用して、最適化を支援するもの。アセスメントからシステム構築、運用、保守までをトータルにサポートするメニューを取りそろえる。ニーズに応じて、製品やツールをマルチベンダーで対応できる点が特徴という。
IT@VSOPのサービスカテゴリは、「ACS(Assessment/Consulting Service)」「SIS(System Integration Service)」「SMS(System Management Service)」の3つから構成されており、それぞれのカテゴリで、ユーザーの抱える具体的な課題に合わせたサービスを提供するという。
例えば、ACSには、「ITサービスマネジメントアセスメントサービス」「データセンターコスト診断サービス」「IT運用総点検サービス」といったメニューが用意されている。同様に、SISでは、「運用設計構築サービス」「仮想化ソリューション」「DR(ディザスタリカバリ)サイト構築サービス」など。SMSでは、「データセンターサービス」「性能管理支援サービス」「ログ監査サービス」などが提供される。
また、ITインフラの最適化実現にあたっては、「PDCAサイクル」に沿ったプロセスが重要との考えに基づき、IT@VSOPでは、「計画」「設計、構築」「運用」「評価」の各フェーズにわたって、システムの効果測定、運用改善、次期計画へのフィードバックを目的とした投資評価を行い、次の計画フェーズに対する改善の提案を行うとしている。
IT@VSOPの価格は個別見積もりとなる。同社では、同サービスの提供により、今後3年で30億円の売り上げ目標を目指すとしている。