マイクロソフトは、マイクロソフト コーポレーションが5月8日に米ラスベガスで開催された「Microsoft Mobile & Embedded DevCon 2006」において、「Windows CE 6」のベータ版の提供を開始したと発表した。マイクロソフトでは、携帯端末向けのOSであるWindows CEをIPベースのセットトップボックス、GPSデバイス、産業用自動機械や医療機器など向けのカスタマイズOSを構築するための次世代リアルタイム オペレーティングシステムと位置づけている。
Windows CE 6ベータ版では、OS中核アーキテクチャの再デザインが行われ、同時稼働可能なプロセス数が従来の32から32000へと大幅に増大した。新ツールの統合などの強化も行われており、携帯端末搭載用OSから、さまざまな組み込みデバイス用のOSという色合いが濃くなった。特に、マイクロソフトの「Visual Studio 2005」向けのプラグインとして利用できるため、組み込みデバイス用の開発環境を手軽に実現できるようになった。
「OpenNETCF Consulting LLC」の主幹パートナーを務めるクリス タック氏は、「『Windows CE 6』は、組み込みデバイスOSやアプリケーション用のソフトウェアを一元的に開発することが可能な統一ツールとして機能するだけでなく、次世代型デバイスのプラットフォームとしての要件を満たせる、より強力かつ柔軟な中核コード(カーネル)をも提供します。この二つの要素が統合されたことで、二種類のツールセットを習得することなく、デバイス ソリューション全体を迅速かつ容易に構築およびデバッグすることが可能な環境が開発者に提供されることになります。」と述べている。