「Windows 7」を一般の人が手に入れられるようになるのは米国時間8月6日になってから。このとき、MSDNとTechNetのメンバーは製品をダウンロードして、プロダクトアクティベーションをすることが可能になる。このステップを経て、10月22日にはWindows 7を搭載した PCやWindows 7のパッケージが店頭に並ぶ予定だ。
筆者は一歩先んじてオフィシャルのRTMビルド(7600.16385)を利用する機会に恵まれ、ここ10日間ほど試用している。筆者はこれを、いろいろなデスクトップやノートPCにインストールしてはテストをしている(アップグレードを試したり、クリーンインストールを試したり、Easy Transferユーティリティを使ったり、使わなかったり、32ビット版と64ビット版を比べてみたり、という具合だ)。その詳細や、個々の機能については、今後報告するとして、今日はまず、ファーストインプレッションを画像を交えながらお伝えしたい。
Windows 7 RTM(ビルド 7600)
以下の画像に、正式版Windows 7のビルド番号が7600と書かれている。そして、これがデフォルトの壁紙。
タスクバーのサムネイルとAero Peek
ご存知の通り、Windows Vistaでもサムネイルのプレビューを表示できたが、Windows 7では同機能がさらにパワーアップしている。新機能「Aero Peek」により、開いているすべてのExplorerウィンドウのタブをタスクバーから表示したり、指定したサムネイルのウィンドウを全画面表示することが可能になった。
Jump List
アプリケーション開発者らは自らのプログラムの「Jump List」をカスタマイズして、タスクへのショートカットを作成できる。例えば、Office 2010 Technology PreviewのOutlookでは、この機能を利用して、タスクバーアイコンからJump Listを表示し、機能に素早くアクセスできるようになっている。
ライブラリと検索
XPやVistaに見られた、入力ボックスを用いた「高度な検索」はなくなる。代わりに、多数の検索結果が出てきた場合、検索画面の右上にある「検索フィルターを追加」という機能を使って、探し出したいファイルを絞り込むことができる。
Windows Experience Index
Windows 7では、Windows Experience Indexのスコアの上限が7.9に引き上げられた。