日立製作所は7月13日、業務データの高いセキュリティを確保する「セキュア通信基盤ソリューション」を発表した。10月1日より販売を開始する。
同社は、企業内ネットワーク上のすべての業務データを、既存のシステムに変更を加えることなく高いセキュリティを確保できるソフトを開発した。このソフトを企業内通信ネットワークへ適用させるためのコンサルティングから設計、構築、運用、維持などにいたる一連のサービスを「セキュア通信基盤ソリューション」として販売する。
なお、本ソリューションの主な特長は以下とおり
- 1つのソフトに認証技術と暗号化通信機能を統合したことにより構築時間が短縮
- 暗号通信のための情報をサーバで一元管理できるので運用コストが低減
- 既存の業務アプリケーションを変更せずに適用可能
対応OSはRed Hat Enterprise Linux ES3、Windows Server 2003、WindowsXP Professional SP2。参考価格はPCサーバ5台、クライアントPC100台の構成で1400万円から。同社では、公共、金融、産業ユーザーを対象に関連ハードやソフトを含めた売上目標を30億円としている。
「セキュア通信基盤ソリューション」は7月20日、21日に東京国際フォーラムで開催されるuVALUEコンベンンション2005に参考出展される。