マイクロソフト、3月の月例パッチで3件の脆弱性に対処予定

文:Elinor Mills(CNET News.com) 翻訳校正:緒方亮、福岡洋一

2009-03-06 13:27

 Microsoftは米国時間3月5日、3月の月例パッチ(毎月第2火曜日に最新パッチを公開)で3件のセキュリティ更新プログラムを公開するという事前通知を発表した。うち1件は深刻度が「緊急(Critical)」とされており、攻撃者がコンピュータを乗っ取る危険性がある。

 同社の事前通知によると、緊急とされているこの更新プログラムは「Windows 2000」「Windows XP」「Windows Vista」「Windows Server 2003」「Windows Server 2008」に影響する。

 残り2件のアップデートは深刻度が「重要(Important)」で、攻撃者が別人を装う「なりすまし」に利用される危険性に対処する。このうち1件の更新プログラムは現在サポートされているWindowsの全バージョンに影響があり、もう1件はWindows 2000、Windows Server 2003、Windows Server 2008に影響する。

 今回事前通知が発表されたセキュリティ更新プログラムには、「Microsoft Office Excel」の脆弱性に対する修正が見あたらない。この脆弱性に対してはゼロデイ攻撃が発生している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  2. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  3. セキュリティ

    ISMSとPマークは何が違うのか--第三者認証取得を目指す企業が最初に理解すべきこと

  4. ビジネスアプリケーション

    中小企業のDX奮闘記--都市伝説に騙されずに業務改善を実現したAI活用成功譚

  5. セキュリティ

    「どこから手を付ければよいかわからない」が約半数--セキュリティ運用の自動化導入に向けた実践ガイド

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]