ウイルス対策企業トレンドマイクロが、次期Mac OS X「Snow Leopard」を無料提供するとうたうサイトに、悪質なマルウェアが仕込まれている可能性があるとして、最新版の入手を待ちわびているユーザーに注意を呼びかけている。
トレンドマイクロは米国時間8月26日、ブログ記事で、「OSX_JAHLAV.K」と呼ばれるトロイの木馬に感染させ、DNS設定を変更してしまう偽のSnow Leopardダウンロードサイトが複数発見されたことを明らかにした。
ブログの説明によれば、このトロイの木馬はDNS設定を変更し、DNSサーバに新たに2つのIPアドレスを追加するという。すると、ユーザーはフィッシングサイトにリダイレクトされてしまい、こうしたサイトの一部は「FAKEAV」と呼ばれる不正なウイルス対策ソフトウェアをホスティングしているとトレンドマイクロは報じている。
Snow Leopardの最新版は8月28日にリリースされた。MacユーザーはAppleから直接入手するようにと、トレンドマイクロは呼びかけている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ