KLabは10月6日、無料で利用できるホワイトリスト型ウイルス対策ソフト「イージスガード」を開発したことを発表した。同日より個人向けにダウンロード提供を開始している。Windows環境向けに日本語版と英語版で提供し、市場の反応を見た上で法人向け販売を開始したい考え。
イージスガードは、ホワイトリスト型のセキュリティソフト。従来のセキュリティソフトはウイルスを識別するパターンファイルによってプログラムに悪意があるかどうかを判断するブラックリスト方式が主流だったが、この方法を裏返したものがホワイトリスト方式。許可されたプログラムのみがファイルへアクセスすることができる。
Klabでは、セキュリティ上の問題について、技術的な解決を模索した取り組みの成果としてイージスガードを無償提供することになったとしている。また、同社では将来的な法人販売も想定するとともに、英語版で海外市場への参入も視野に入れているという。今後は無料版でユーザー動向を調査しつつ、市場の反応や認知を探っていきたい考えだ。
イージスガードは公式サイト「ホワイトリスト型ウイルス対策ソフト | イージスガード」で入手できる。対応OSは、Windows 2000 Professional SP4(日本語版)、Windows XP Home SP3(日本語版)、Windows XP Professional SP3 32bit(日本語版、英語版)、Windows Vista Business SP1 32bit(日本語版)、Windows 7 RC 32bit(日本語版、英語版、スペイン語版、フランス語版、ドイツ語版)。なお、64ビット版Windows、Windows 95、98、Me、Windows NTでは動作しない。