トレンドマイクロは1月21日、仮想化環境にも対応したサーバ向けセキュリティソリューション「Trend Micro Deep Security」を発表した。3月1日から受注を開始し、今後1年間で4億円の販売を目標とする。
Deep Securityは、トレンドマイクロが2009年4月に買収したThird Brigadeの製品を国内向けに提供するもの。サーバに対してIDSおよびIPS、ウェブアプリケーションプロテクション、ファイアウォール、改ざん検知、セキュリティログ監視という5つのセキュリティ機能を搭載し、物理サーバだけでなく、仮想サーバに対しても一元的にセキュリティ機能を提供できるのが特徴だ。
サーバにエージェントをインストールし、OSやアプリケーションなどの脆弱性を狙ったゼロデイ攻撃をブロックできるほか、システムの動作を監視し、不正なシステム改ざんの検知ができる。
エージェントはWindows Server、UNIX、Linuxといった複数のOS環境にインストールでき、管理ツールからの集中管理によって、混在環境のセキュリティ対策を統合的に行えるのも特徴だ。同社によれば、最近問題が頻発しているGumblarに対しても有効だという。
同製品は物理サーバだけでなく、VMware vSphere 4による仮想サーバに適用できる点も大きなポイントだ。