クラウドの懸念はセキュリティ--トレンド、仮想化対応のサーバ保護製品発表 - (page 2)

小山安博

2010-01-22 10:45

 これまで、物理サーバと仮想サーバをそれぞれ別個に保護する製品はあったが、1つの製品で両者に対応し、1つの管理ツールで集中管理できるため、より管理が容易になる。

 バーチャルマシン(VM)同士やハイパーバイザ同士の通信に対する防御も提供されるほか、仮想サーバにエージェントをインストールせずにセキュリティ機能を提供する「Deep Security Virtual Appliance」機能も用意されている。

仮想化環境におけるセキュリティ問題(クリックで拡大画像を表示) 仮想化環境におけるセキュリティ問題(クリックで拡大画像を表示)
新製品はIT環境の利用変化に対応するという性格ももつ(クリックで拡大画像を表示) 新製品はIT環境の利用変化に対応するという性格ももつ(クリックで拡大画像を表示)

 5つのセキュリティ機能を利用するためには、エージェントをインストールしておく必要があるが、仮想サーバにエージェントが導入できないような場合、VMをVirtual Appliance上に移すことで、エージェントがなくてもIDSおよびIPS、ウェブアプリケーションプロテクション、ファイアウォールによる防御が可能になる。

エージェントをインストールできない環境でも、Virtual Applianceによってセキュリティ機能を提供できる(クリックで拡大画像を表示) エージェントをインストールできない環境でも、Virtual Applianceによってセキュリティ機能を提供できる(クリックで拡大画像を表示)

 トレンドマイクロ取締役で日本地域担当の大三川彰彦氏は、今回の製品を「Protection "FOR" the Cloud」、つまりクラウドサービス向けのセキュリティ製品として位置づける。

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