これまで、物理サーバと仮想サーバをそれぞれ別個に保護する製品はあったが、1つの製品で両者に対応し、1つの管理ツールで集中管理できるため、より管理が容易になる。
バーチャルマシン(VM)同士やハイパーバイザ同士の通信に対する防御も提供されるほか、仮想サーバにエージェントをインストールせずにセキュリティ機能を提供する「Deep Security Virtual Appliance」機能も用意されている。
5つのセキュリティ機能を利用するためには、エージェントをインストールしておく必要があるが、仮想サーバにエージェントが導入できないような場合、VMをVirtual Appliance上に移すことで、エージェントがなくてもIDSおよびIPS、ウェブアプリケーションプロテクション、ファイアウォールによる防御が可能になる。
トレンドマイクロ取締役で日本地域担当の大三川彰彦氏は、今回の製品を「Protection "FOR" the Cloud」、つまりクラウドサービス向けのセキュリティ製品として位置づける。