SWsoft、「POWER」プロセッサ用「OpenVZ」を発表へ

文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:編集部

2006-10-13 18:28

 SWsoftによると、同社プログラマーが「POWER」プロセッサ上で動作するバージョンのLinux仮想化ソフトウェア「OpenVZ」を開発しているという。同社は、米国時間10月13日に正式発表する予定だ。

 OpenVZとは、1つのサーバ上で複数のLinux OSを稼働させることを可能にする仮想化技術。この技術は、SWsoftの仮想プライベートサーバ(VPS)ソフトウェア「Virtuozzo」の中核となっている。

 OpenVZは、Linuxサーバの使用率を改善するのに役に立つが、現在のところ最も注目されているのは「Xen」という別の仮想化技術だ。Xenを利用すると、複数の独立したOSを動かすことができる。OpenVZとXenは共存可能だが、どちらか1つを導入するだけでも、管理ポリシーに大きな変更を加える必要がある。

 OpenVZはすでにx86プロセッサとItaniumプロセッサをサポートしているが、SWsoftではPOWERチップでも動作するよう改良した。POWERチップは以前、Apple ComputerのMacintoshに採用されていたが、現在ではほとんどがIBMの「System p」サーバに用いられている。IBMは、Linuxプログラマーが自社ソフトウェアをPOWERベースのコンピュータで動かすことを促進しており、新バージョンをサポートするハードウェアを提供してくれた、とSWsoftの関係者は述べた。

 POWERプロセッサ用OpenVZは現時点では、OpenVZの開発バージョンでのみ利用できる。POWERは、IBMとFreescale Semiconductorが共同で開発したプロセッサ。

 複数種類のサーバで動くソフトウェアは、さまざまなシステム向けに製品を提供しているRed HatやNovellといったLinuxディストリビューターにとって役に立つ技術だ。SWsoftはOpenVZをLinuxの標準の一部となるよう働きかけているという。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    レガシーデータ基盤からの脱却が AI 活用の鍵--先進企業に学ぶクラウド移行の成功事例

  2. ビジネスアプリケーション

    AI 人材育成を単なる研修で終わらせない--事業を動かす AI スキル構築の 5 つのステップ

  3. ビジネスアプリケーション

    汎用 AI をビジネス仕様に。業務データを活かす AI アプリ開発の新しい前提「データ基盤」

  4. 仮想化

    コンテナ化だけで十分なのか。商用パッケージ運用の負荷を左右するOpenShiftの価値

  5. 経営

    月15万円から始めるSOC。セキュリティ人材を雇えない企業の、取引を止めない経営判断

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]