日本PGPは11月13日、企業向け暗号化ソフト「PGP Whole Disk Encryption」「PGP Universal Server」「PGP Universal Gateway Email」「PGP Desktop」の日本語版を販売開始した。
日本PGPによると、新たに販売する各ソフトは、ユーザーインターフェースの改善、マニュアルの改良、エンドユーザーおよびIT管理者に役立つ数多くの機能強化を実施したという。
「英語版の発売後わずか1カ月後に日本語版を投入することで、国内市場への貢献を続けている」(日本PGP)
主なソフトの概要は以下の通り。
- PGP Whole Disk Encryption
ハードディスクなどの記憶メディア全体を透過的に暗号化することで、ユーザーに意識させることなくデータを保護する。Windowsとのパスワード同期機能により、シングルサインオンが可能。新たに、Mac OS Xでもブートドライブ以外に対しても使えるようにした - PGP Universal Server
日本PGPの暗号化プラットフォーム「PGP Encryption Platform」に対応する全アプリケーションを、単一画面から管理できる。最新版で、暗号化動作を定義するポリシー管理の機能を拡張した - PGP Universal Gateway Email
送受信するメールを暗号化する。最大50Mバイトという大きなサイズのメール配信に対応した
また、日本PGPは、ネットワークフォルダ内のファイルを暗号化するソフト「PGP NetShare」の販売も開始した。同ソフトを使うと、ファイルサーバなどで共有するファイルを自動的に暗号化し、権限を持つユーザーだけに読み取りや変更を許可することができる。