インターシステムズジャパンは5月10日、開発パートナー企業の1社であるデータキューブが、インターシステムズのインテグレーションプラットフォーム「ENSEMBLE(アンサンブル)」をベースに、医療分野向け統合型データウェアハウス(DWH)ソリューション「med@cube(メディカルキューブ)」を開発したことを発表した。
med@cubeは、電子カルテ、オーダーシステム、臨床検査システムをはじめ、各部門システムからデータを取り込み、必要に応じて自由にデータを検索、閲覧することが可能なシステム。データの取り込みにENSEMBLEを使用することで、データ形式やフォーマットの違いを吸収する。
また、インターシステムズのオブジェクトデータベース「CACHE」を搭載。検索機能である「Finder」により、膨大な診療データを複雑な検索条件でも高速に検索し、「Viewer」により、必要なデータを、患者単位、時系列、グラフ表示など、必要な形式で表示することが可能。すべての機能は、ブラウザ利用できる。
また、バックエンド統計解析エンジンに統計解析環境を搭載し、蓄積されたデータの統計処理が行えるほか、Google Earth標準フォーマット(Keyhole Markup Language:KML)への出力もサポートすることで、空間統計解析にも応用可能な機能を搭載している。