アドビ、Linux対応64ビット「Flash Player」のアルファ版をリリース

文:Stephen Shankland(CNET News.com)
翻訳校正:ラテックス・インターナショナル

2008-11-17 19:08

 Adobe Systemsは米国時間11月17日、オープンソースファンからの圧倒的な要望に応えて、64ビット版「Linux」ソフトウェアのユーザー向けに「Flash Player」のアルファ版をリリースした。

 Linuxは、「Windows」や「Mac OS X」よりも迅速に64ビットプロセッサへの対応を進めてきた。これは、開発者向きの自分自身でソフトウェアをコンパイルする気風が広まっており、テクノロジに精通している人たちの移行が容易であるためだ。しかし、32ビット版のFlashプラグインしか使えず、32ビット版の「Firefox」を使うしかないことが、切り替えの障害の1つになっていた。

 Adobeは、サンフランシスコで開催のAdobe MAXカンファレンスでこの64ビット版ソフトウェアをリリースした。

 Adobeによれば、そのほかのオペレーティングシステムでも今後、64ビットのサポートが行われる予定だが、最も需要の声が大きかったことから、Linuxユーザーが最初にサポートを受けることになるという。

 Adobeは声明で、「Linux対応の64ビット版Flash Playerのアルファ版のリリースは、プラットフォームを横断してFlash Playerを64ビットにネイティブ対応させるAdobeの計画の第一歩だ」と述べた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    改めて知っておきたい、生成AI活用が期待される業務と3つのリスク

  2. ビジネスアプリケーション

    ITR調査結果から導くDX浸透・定着化-“9割の国内企業がDX推進中も成果が出ているのはごく一部”

  3. ビジネスアプリケーション

    Google が推奨する生成 AI のスタートアップガイド、 AI を活用して市場投入への時間を短縮

  4. クラウドコンピューティング

    生成 AI リスクにも対応、調査から考察する Web ブラウザを主体としたゼロトラストセキュリティ

  5. セキュリティ

    初心者にも優しく解説!ゼロトラストネットワークアクセスのメリットと効果的な導入法

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]