CSKは12月9日、国際会計基準(IFRS)対応の財務管理製品「PrimeConsolidation For IFRS」の機能限定版として「PrimeConsolidation Light」を同日より提供すると発表した。PrimeConsolidation Lightは、連結対象子会社数が10社〜50社の企業を対象に、低価格でIFRS対応を支援する製品。
PrimeConsolidation For IFRSは、オラクルの連結経営管理アプリケーション「Oracle Hyperion Financial Management」に、IFRS対応の連結決算に必要なひな型を付加した製品。子会社の決算データのウェブ入力機能や各子会社の決算データ収集の進捗管理機能が提供されているが、連結対象子会社数が少ない企業では必ずしも必要とされる機能ではなかったという。
PrimeConsolidatin Lightでは、親会社での利用に限定し、子会社のデータ収集機能を制限することでライセンス数を25ユーザーまでの利用と抑制している。ライセンス数に適したハードウェア構成とすることで、定額、低価格で連結決算業務のシステム基盤を構築できるという。
PrimeConsolidatin Lightは、財管一致の連結処理機能を標準機能として提供し、会社別、事業別、地域別の事業セグメントごとの外部開示を実現しているという。通常10カ月かかる導入期間を最短4カ月に短縮でき、利用対象を親会社に限定することで、子会社の業務やシステムを変更するためにかかる業務負荷やシステム対応コストを低減するという。また、将来子会社へ展開する場合は、決算データのウェブ入力や進捗管理機能のライセンスを追加することもできる。これらの機能を拡張して利用することで連結決算の更なる早期化が図れるとしている。
PrimeConsolidatin Lightの提供価格は、2011年5月までの期間限定で、標準パックが2500万円から。CSKでは今後、2011年5月までに10社への提供を目指すという。