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SUSE Linuxの相互運用性向上でユーザー企業に選択肢広げる--ノベル

2003年にSUSEを買収してOSSに参入したノベルは、この数年、Linux/OSSとともに進化をし続けるとともに、ユーザー企業への支援を展開。そして2006年に敵対関係と見られていたマイクロソフトと提携関係を結んでいる。

田中好伸(編集部)  2007年11月5日 19時47分

ユーザー企業の活用構造を変える

 そうした問題に対して、ノベルではLinux、具体的には「SUSE Linux Enterprise Server(SLES)」を中心にトレーニングプログラムを提供して解決を図ろうとしている。

 「このトレーニングプログラムによって、Linuxに関する知識(ナレッジ)をより多くの人間に移転(トランスファー)するというナレッジトランスファーを図ることで、通常のシステム運用であれば、問題なく耐えられるようになれます。実際に先進的なLinux/OSSのユーザー企業には、意識的にナレッジトランスファーで、そうした課題をなくそうとしています」(阿部川氏)

 ノベルのトレーニングプログラムを活用して、Linuxに関するナレッジトランスファーができれば、「当初のコストは高くつくかもしれないが、それ以降、外部ベンダーから購入するサポートコストを安くすませることができる」(岡本氏)ようになるのである。

 ここまで見てきて、Linux/OSSを利活用するユーザー企業の動向は、大きく分かれてきていると言えるかもしれない。

 一つは、内部にLinux/OSSに詳しい人間がいないが、Linux/OSSの低いコストにばかり注目して導入するが、サポートを外部から購入せざるを得ないために、TCOという点でLinux/OSS利活用に悩むというタイプだ。このタイプは、Linux/OSS利活用をやめてしまう可能性を大きく孕んでいる。

 もう一つが、内部にキーパーソンがいて、そのキーパーソンにLinux/OSS利活用のすべてを依存してしまうタイプだ。このタイプは、キーパーソンがすべてを握っているだけに、キーパーソンが“時限爆弾”にもなりかねない。

 そして最後のタイプが、内部にLinux/OSS利活用のキーパーソンはいるものの、キーパーソンが持つナレッジを組織にトランスファーを図ることで時限爆弾を抱えないようにするというものだ。このタイプは、場当たり的にではなく、長期的にロードマップを作って、戦略的にLinux/OSSを利活用しているのである。

阿部川久広氏 マーケティング本部部長を務める阿部川久広氏
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SUSE Linuxの相互運用性向上でユーザー企業に選択肢広げる--ノベル

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