野村総合研究所(NRI)は2月7日、オープンソースの電子メールサーバ・ソフトウェア 「sendmail」の利用企業を対象に「postfix」への移行サービス「Open Standia」を 開始すると発表した。
「postfix」は「sendmail」を参考にして開発されたオープンソースのメールサーバソフトウェアだ。操作性が類似しているほか、ファイルの互換性も高く、セキュリティや処理能力の点で「sendmail」より優れているとNRIは説明する。
「Open standia」では年間サポート、パラメータチューニングサービス、オープンソース基盤構築サービス、オープンソース救急センターを提供する。
「sendmail」は1982年に開発、セキュリティホールが発生しやすいなど安全性の問題が指摘されていたほか、運用企業からメールのバックアップがとれない、スパムメール対策が十分にできない、ウイルス対策が十分に行うことができない、監査のためのアーカイブを取得できないなどの問題が聞かれていたという。価格は1案件につき200万円からとなっている。