クラウドコンピューティングの中でも、迅速かつ安価なサービス展開で注目を集める「IaaS」。Infrastructure as a Service――つまりインフラをサービスとして調達することで、クラウドコンピューティングのメリットを享受しようというわけだ。
では、導入検討者は、サービスプロバイダーが提供する資料の“どこ”に注目したら良いのだろうか?多くの方は「仮想化の有無」と答えるであろう。そう、仮想化は次の3つの理由から必須の要件となる。
まず第1の理由として、仮想化はサービスに関するコストを劇的に低下させる。サービスプロバイダーが仮想化技術を最大限に生かせば生かすほど、そのコストメリットはユーザーに還元されると考えて良いだろう。第2には、柔軟なリソースの運用が挙げられる。既存サーバの性能を向上させるスケールアップ、あるいは既存サーバの複製を追加して性能の向上を図るスケールアウトといった施策を容易に展開できる。そして最後の迅速なサービス展開。従来のように見積もりしてから発注・調達し、手元に届いてから設営・構築といったフェーズは過去のものとなる。今後はIaaSの管理画面でサーバリソースを調達すると、その性能が即座にサービスに反映される。新規サービスの迅速な立ち上げ、および既存サービスの容易な拡張が可能になるのだ。
必須の要件として挙げた仮想化だが、導入検討者からユーザーになると最も多く触れるのが「管理画面」だ。複雑化しがちな仮想化環境で、いかに負担を減らしつつ運用管理を継続するか。この点も導入検討者にとっては大きなポイントとなる。
フリービットが提供する「Feel6. VDC ENTERPRISE-FARM Pro」は、これらのポイントを満たしつつ、標準でファイヤウォール、アンチスパム、アンチウイルスなどのセキュリティ機能やL4ロードバランサーを装備しているうえ、オプションも豊富だ。本資料は、他社IaaSとの比較や具体的にどのくらい既存システムのコストが削減できるか、新規事業の開始リスクをいかに軽減できるかといった事例、さらにアドウェイズ・エンタテインメントの採用事例などを交えたホワイトペーパーとなっているので、ソーシャルアプリ開発・運営企業やウェブ制作・構築企業でIaaS導入検討者は参考にされたい。