情報システムを構成する要素の中で最も重要なものは何か?と問われれば、たいていの技術者は「データベース」(以下、DB)と答えるはずである。なぜなら、DBには、組織にとっての重要な情報が格納されているからである。それらの情報が外部に流出したり、改ざんされたり、必要なときに情報を参照、更新できないという状況になった場合、規模にもよるが組織は少なからず損失を被るはずである。
それだけ重要なDBには、厳重なセキュリティ対策が施されていると思われがちだが、残念ながらそうとはいえない。特に個人情報保護法があまり意識されていない3、4年前にリリースされたシステムのほとんどのDBは、以下のような脆弱な設定や運用状態であることが多い。
一方、組織内のシステム利用者の大半は、重要な情報はDBに入れてしまえば安全であり、何かあったとしても、ウイルス発生と同じようにすぐに気付く(検知できる)と思っているようである。
次ページで、上記1〜4のそれぞれの項目について、実態をみてみよう。
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