ウチダスペクトラムの提供する「SMART/InSight」は、ノルウェーの企業であるファストサーチ&トランスファ(ファスト)が開発した検索エンジン「FAST Data Search」を核とした、企業向けの検索ソリューションである。
ウチダスペクトラムは、内田洋行と米国Software Spectrumが合弁で1995年3月に設立した企業だ。同社が2004年に発表したSMART/InSightの基本的なコンセプトについて、代表取締役社長の町田潔氏は「企業ユーザーがナレッジワークを効果的、効率的に進めることを手助けするためのプラットフォームの提供」であるとする。
ウチダスペクトラム、代表取締役社長の町田潔氏
「企業に蓄積されたデジタル情報を効果的に流通させ、活用するためのプラットフォームを考えたとき、そのコアになるのは“検索”であると考えている。SMART/InSightでは、企業にとって必要となる情報の収集から、共有に至るまでの情報活用のサイクル、つまり“ナレッジワークフロー”を作り出すための機能を意識している」(町田氏)
必要な情報を探し出してストックし、それらを整理して共有する。この一連の流れを生み出すにあたって、文字通りエンジンの役割を果たすのがファストの検索エンジンである。ウチダスペクトラムでは、SMART/InSightを通じて、知識の流れを生み出すための仕組みと、ノウハウの提供を行っていこうとしている。
情報活用で重要な5つのフェーズ
SMART/InSightでは、情報活用のためのフェーズを、大きく「コンテンツ収集」「ビジネスロジックによる処理」「情報発見」「定期購読」「情報共有」の5つに分けて考えているという。
「コンテンツ収集」は、文字通り、企業にとって必要な情報を社内外から集め、その所在を記録するためのフェーズだ。検索エンジンによるクローリングで、インデックスを作成するという段階がこれにあたる。
オフィス文書やグループウェア、データベースなどの内容をインデックス化することになるが、SMART/InSightでは、このフェーズにおいて、特に「社外」の情報に対するクローリングとインデックスの作成が、企業が競争力を高めるためには重要であるとする。
「企業内に眠っている情報を活用することに比べて、社外にある情報を活用することの重要性は見落とされがちだ。しかし、実際には、業務によって社内に蓄積された情報は“その会社の過去”に関するものである。その企業にこれまでなかった、まったく新しいものを生み出すための情報は、実は社外に存在している」(ウチダスペクトラム、ビジネスアーキテクトのラフール・アガルワラ氏)
SMART/InSightでは、必要に応じて社外ウェブサイトのクローリングを行う機能も備えている。さらに、ランドスケイプや日経メディアマーケティングといった、商用ビジネスコンテンツのホルダーと提携を行い、SMART/InSightをコンテンツまでを含めたソリューションとして提供するという戦略にも、その姿勢は強く表れている。
ウチダスペクトラム、ビジネスアーキテクトのラフール・アガルワラ氏(右)と、SMART/InSight事業推進グループ執行役員の長尾唱氏
関連情報
-
検索プラットフォームは企業システムでミドルウェアとしての地位を獲得する
ビジネスに必要な情報を、あらゆる情報ソースから効率的に探し出し、活用するシステムとして注目が集まるエンタープライズサーチプラットフォーム。ウチダスペクトラム主催の「エンタープライズサーチカンファレンス」で、その最新動向が紹介された。 - ウチダスペクトラムがエンタープライズサーチに本格参入--「SMART/InSight」を発売
- ウチダスペクトラムとランドスケイプ、企業情報検索システムを販売
- ウチダスペクトラム
- ファストサーチ&トランスファ
「ネットビジネス」 の新着情報
-
CTC、各種ITシステムのログを高速検索できる「Splunk Enterprise」の販売を開始
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は、米Splunkと日本国内における販売代理店契約を締結し、同社が開発するソフトウェア「... - グーグル、 Teracentの買収を発表--ディスプレイ広告事業を強化へ
- モジラ、2008年の売上高を明らかに--前年比5%増の7900万ドル
- インテル、欧州委員会の管理体制不備を争点に--独禁法違反による制裁金問題で
- ジャストシステム、最新OSに対応した小規模向け検索エンジンの新バージョンを発売
- ネットビジネス 一覧へ »
「ESPが変える企業の情報環境」 のバックナンバー
-
「クラスタリング」は検索への不満を解消する特効薬となるか--2007年のエンタープライズサーチ(2)
2006年ごろから、企業内情報検索分野における、メジャーベンダー、海外ベンダーの日本進出が相次いだ。「クラスタリング」技術をひっさげ、2006年に本格的な日本進出を果たした米Vivisimoもそうしたベンダーの1社だ。 -
もはや「サーチ」は「検索」ではない--2007年のエンタープライズサーチ(1)
-
「GoogleやYahoo!を追いかける立場を楽しんでいる」--MS担当者が語る検索テクノロジ
-
「情報は分散して存在するのが一般的」--グーグル
-
企業内検索に続々と名乗りを上げるメジャープレイヤー
- ESPが変える企業の情報環境 一覧へ »
-
日本モバイルインターネット端末市場分析 〜2008〜2012年のMID及びスマートフォン...
- 【導入事例集】多業種から評価されているWeb会議システム、24社の導入事例をご紹介
- BIベンダーの選び方 −BIベンダー選定のための評価フレームワーク
- POSデータを活用し、売上アップを導く「分析力」とは?
- 【日産自動車:BI導入事例】連結対象の36社からの情報を元に車種別損益管理を実現
- CRMの限界を超える!「顧客経験価値マネジメント」実現の5段階
- iPhoneをビジネスで活用する時代へ〜ビジネス&モバイルのミライ〜
- ストレージ問題の課題に対する解決方法
- 企業コスト削減の傾向と対策 〜最新アプローチのトレンド〜
- 中堅企業におけるテクノロジーと成長
企画特集
-
―エン・ジャパン厳選求人☆毎週更新―
ハンゲームの社長が語る・人材とサービスの在り方 -
マネジメントの「コラム」と「コネタ」
今日のキーパーソンは誰? -
【最終警告】パンデミック対策特集
サービス品質を保証するためのリスクマネジメントとは -
グリー、3人のエンジニアが語る仕事への想い
連載第2話、元SIerに聞くリニューアルと開発の舞台裏 -
大丈夫?あなたの会社のセキュリティ対策
中堅・中小企業のネットワーク・セキュリティを考える -
企業ITシステムの企画、構築、運用のイロハ
戦略的なITシステムのために、今考えるべきポイント -
電力に"ふた"をする独自の省エネ機能とは!?
動的に電力割り当ても可能なHPの最新鋭ブレードに迫る -
高まるiSCSIストレージへの注目度
ストレージシステムの4つの課題とiSCSI導入のメリット -
100万円で実現!中小企業の情報漏えい対策
中小企業の課題!?セキュリティ管理者不在でも大丈夫 -
急増するオンライン犯罪への解決策!
オンラインサービス保護ソリューション -
容量制限によるメール消去は一切無し!
全てを保存するメールセキュリティSaaSが登場 -
J-SOX法制定により内部統制の整備が急務に
重要性高まるActive Directoryの課題と対処法を公開中
-
15. プラグマフリー構文
この4分間のビデオは、プラグマ構文を知らなくてもOpenMPディレクティブ... -
16. 並列性の用語定義
この6分間のビデオでは、このシリーズのビデオを通じて使用される用語を...
新着企業動向
-
kotobank、収録する辞書情報の一部提供を開始
第一弾 「@nifty辞書」に39辞書・37万語の情...
ECナビ -
ポイントは、『シンプル&セキュア』、限れたリソースで効果的にセキュリティを高める方法
ミラポイントジャパン -
「大江戸セキュリティくろすわーど」好評につき期間延長しました!(11/15まで)
日立システムアンドサービス -
メールセキュリティSaaS『Mail Luck!セキュアタイプ』
NTTPCコミュニケーションズ(ネットワーク事業部) - 企業動向一覧へ»
