マイクロソフト、「Google Docs」の無料ストレージ1Gバイトにコメント

文:Mary Jo Foley(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:末岡洋子

2010-01-13 13:23

 Microsoft関連のウェブサイトやブログから、目に付いたものをいくつか紹介する。

 MicrosoftがGoogleに食いつく:Microsoftらしくないのだが、Microsoftは米国時間1月12日、“「Google Docs」の容量制限が1Gバイトに拡大”というGoogleの発表に関して、自社は「Windows Live」ですでにこのレベルを提供していることをリマインドする文章を報道陣やブロガーに送った(「らしくない」と書いた理由は、ほとんどのMicrosoftチームが競合のポリシーや製品に公式にコメントしたがらないためだ)。

 わたしがWindows Liveの代表者から受け取った電子メールは以下のようなものだ。

参考として、Windows Liveは2008年から、4億5000万人以上の顧客に「Windows Live SkyDrive」としてクラウドベースのストレージ容量25Gバイトを無料で提供している。Windows Liveの顧客は1年以上前から、大容量のグラフィックファイル、MP3、PDF、動画など、さまざまな種類のファイルをクラウドにアップロードしている。そして、どこにいてもウェブに接続すれば自分のファイルや情報にアクセスできる。

 Microsoftは「Office Web Apps」でも、無料コンシューマ向けの正式版リリースと同時に、ユーザーに無償のクラウドストレージサービスを提供する計画だ。ユーザーはSkyDrive経由でアクセスできる。

 Microsoft、「Outlook for Mac」を試用するMacユーザーを募集:Microsoftが2009年夏に明らかにしていたように、Office for Macの最新版が2010年末に登場する予定だ。最新版では、メールクライアントが「Entourage」から「Outlook」に移行する。

 Microsoftは現在、最新版の「Outlook」クライアントのユーザビリティ調査を行っており、同社Mac事業部でユーザーエクスペリエンス調査を担当するNadyne Richmond氏によると、次回は1月25日から約1週間、カリフォルニア州マウンテンビューで調査を行う計画だ。Richmond氏は現在、業務目的でMacを利用し、週に数回Exchangeアカウントに接続して電子メールやカレンダー機能を利用するMacユーザーを探している。Officeを搭載した最新版のMac Officeを試してみたい人は、Richmond氏のブログ経由で直接、氏にコンタクトをとってほしい。

 (Mielke氏によると、もしその時期にマウンテンビューにいないという場合も、次のユーザビリティ調査があるとのことだ。)

 「SQL Server 2005 Service Pack 2」サポートが終了:1月12日をもって、MicrosoftはSQL Server 2005 Service Pack 2のサポートを打ち切る(メインストリームと延長サポートが受けられない)。SQL Server 2008のRTM版(Service Packなし)のサポートは、2010年4月13日に終了を予定している。Microsoftのサポートチームのブログは以下の通り。

SQL Server 2005 SP2とSQL Server 2008 RTMはそれぞれのサポート終了日以降、Microsoftからサポートやセキュリティ更新は提供されない。製品がサポート終了を迎えた後、最低12カ月間はセルフサービス形式のオンラインヘルプサポートが提供される。ここでは、ナレッジベースの記事、FAQ、トラブルシューティングツールなどが提供されており、http://support.microsoft.comとMicrosoft Download Centerからアクセスできる。

 エンタープライズライセンス取得者は、引き続きカスタムサポートを購入できる。だが、Microsoftは全ユーザーを新しいバージョンに移行させる狙いだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    マンガでわかる脆弱性“診断”と脆弱性“管理”の違い--セキュリティ体制の強化に脆弱性管理ツールの活用

  3. セキュリティ

    マンガで解説--企業に必要な「WAF」と「FW」の違い

  4. セキュリティ

    ChatGPTに関連する詐欺が大幅に増加、パロアルトの調査結果に見るマルウェアの現状

  5. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]