マイクロソフト、「SQL Server 2008 RTM」を第3四半期に先送り

文:Mary Jo Foley(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:菊地千枝子

2008-01-28 00:27

 「Visual Studio 2008」のRTM版は2007年末に公開された。「Windows Server 2008」は2月にRTM版が出る見込みである。しかしMicrosoftが米国時間2008年2月27日にロサンゼルスの大規模な企業イベントで同時に立ち上げの予定であった3製品のひとつである「SQL Server 2008」に遅れが出ているようだ。

 Microsoft関係者は昨年、SQL Server 2008は、2008年第2四半期にRTM版がリリースされそうだと述べていた。

 しかし1月25日のブログ記事のなかで、SQL Serverのプロダクトマネジメントディレクターを務めるFrancois Ajenstat氏は、SQL Server 2008のRTMの新期日は今年第3四半期となりそうだと述べた。

 「Microsoftは機能を完全に備えた「Community Technology Preview(CTP)テストリリース」をHeroes Happen Here開始イベント中に提供できることで沸き立っている。RCは2008暦年第2四半期となる予定であり、SQL Server 2008の最終的なRTMは第3四半期に予期している。われわれの目標は、最高品質の製品を提供することであり、読者やわれわれの顧客が期待するような高い基準を満たすために、とにかくこの時間を費やしたい。」

  Ajenstat氏は、2月27日は予定通りの運びとなることを強調した。同氏はSQL Server 2008が遅れる理由の詳細は明らかにしていない。

  SQL Serverの開発プロセスを加速させるために、Microsoftはコードネーム「Katmai」とするSQL Server 2008を、より伝統的なベータではなく、CTPを通してテストしてきた。Microsoftは2007年6月に最初のSQL Server 2008 CTPをリリースしている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    ランサムウェアが企業防衛の常識を変えた!被害防止のために今すぐ実践すべき「3つの対策」とは

  2. セキュリティ

    ゼロトラスト時代だからこそ改めて考えたい、セキュリティの基本原則「多層防御」アプローチ

  3. セキュリティ

    「侵入ではなくログインされる」脅威が急増、再構築が求められるアイデンティティ保護戦略とは

  4. セキュリティ

    ランサムウェアの高度化に備える、可視化と予測的防御で実現する新セキュリティ基盤とは

  5. ビジネスアプリケーション

    三菱電機が挑む「組織横断価値創出」変革。既存システムを活かし、開発を加速するデータ連携の最適解

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]