Microsoftの情報封鎖といえば、「Windows Media Center Edition」の次期バージョンである「Fiji」についても、Microsoftは長いこと沈黙したままである。
しかしそれはFijiが消滅したからではない。実際にFijiのベータ版が数週間前に始まっている。筆者と話をした匿名希望の何人かがそのように述べていた。
現テスト段階では何人のテスターが関わっているのかは不明である。Microsoftがこの1年以上の間に登録した他の数多くのFijiテスターをいつ指名するつもりなのか、あるいはMicrosoftがFiji――あるグループの間では「Media Center Edition + 1」として知られている――をいつリリースするのかについては何の音沙汰もない。
最後に聞いたのは、FijiはMicrosoftが「Vista Service Pack 1」の一部として提供した機能を基に構築されるはずだということだ。一部の潜在的テスターによると、FijiではVistaリリースで見られなかったような取り付けや仕上がりの一部を提供すると聞いたという。FijiのリリースではDirecTVのサポートもMedia Centerに追加されると予想される。
Micrsoftは最初にこの春にFijiのテスターを探していた。選定されたテスターが何らかのFijiの内部ビルドを受け取ったかどうかは定かではない。最後に聞いたのは、Fijiは2008年後半に提供されそうだということである。
Microsoftの広報担当者経由で提供されたFijiに対する唯一のコメントはこうである。「Microsoftには現在進行中のベータが多数ある。しかし現時点ではWindows Media Centerの将来のバージョンに関しては何も発表できることはない。」
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ