Microsoftは結局のところ、Windows Vistaに関する最後の意見をAppleに言わせるわけにはいかないのだろう。
Fortune Magazineの6月20日付の記事によると、Microsoftは今年Windowsの広告のためにさらに2億ドルを割り当てたという。ローンチのない年度に予算増が行われることは通常は一切ないにもかかわらずだ。これはMicrosoftがすでに同社のイメージとブランドを全体的に改善するためにCrispin Porter + Boguskyと費やすことに合意した3億ドルに上乗せされるように聞こえる。
FortuneはMicrosoftのイメージ刷新計画であるコード名「FTP168」を以下のように説明している(FTPとは「Free the People」のことだ):
「WindowsとSearchの両方の責務を担うBill Veghte氏が率いる取り組みを、Ballmer氏は1年前に承認した。同氏はマーケティングのトップであるMich Mathews氏とパートナーを組み、その後この2人は全社内からオールスターチームを招集した――ブランディング、パッケージング、オンライン広告、そしてその他の専門について最も優れたエキスパートたちである。
「このキャンペーンの目的は、これまでPCで決してできなかったことができるということを話すことである。」
Microsoftは同時に今後18カ月間をかけて、3つの異なるMicrosoft製品――Windowsクライアント、Windows Mobile、そしてWindows Live――のシナジーに注力する予定である。Microsoftはこの3つがいずれも様々な形をとったWindowsにほかならないことを、ユーザーに確実に知らせようとするつもりだ。同記事は以下のように述べている:
「PC向けVistaを引き継ぐ主力商品であるWindows 7以外にも、同社はWindows Mobileの新バージョンのほか、Windows Liveとして知られるサービスの新バージョンをローンチする予定だ。それらは初めて同じものの異なる側面であるとして宣伝される。」
MicrosoftはすでにWindows 7をWindows Liveサービス――ウェブメール、インスタントメッセージング、セキュリティ、写真管理、その他――とさらに密接に統合するためのキャンペーンを前進させている。そしてMicrosoftのGates会長は最近、MicrosoftはWindowsクライアントをWindows Mobileとさらに強く連携させる計画があることを取り上げていた。
このキャンペーンのなかには、Macの「I’m a Mac and I’m a PC」のコマーシャルをMicrosoftが逆転させることも含まれるのだろうか?
MicrosoftはVista(とWindows全体)のイメージ向上の一環として、このさらなる2億ドルをどのようにマーケティングで費やすべきだと思うか?
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ