リーク情報が勢いを増している。「Windows Live Wave 3」――MicrosoftのWindows Liveソフトウェアとサービスの次期バージョン――がついに今後数週間内により広範なベータテストに入ることになりそうだ。
MicrosoftはWave 3の一環として、Windows Liveのすべての中核的サービスに加え、共通のインストーラを一新する見込みである。「Windows Live Messenger」「Windows Live Hotmail」「Windows Live Mail」「Windows Live Photo Gallery」その他が登場を控えている。MicrosoftはWave 3リリースの一環として「Windows Live Spaces」を大幅に刷新する予定であることも示唆している。これは同社のブログおよびソーシャルネットワーキングのプラットフォームである。さらにWindows Liveサービスの全ての中心的サービスは、次期Waveの一環として、よりプロファイル中心型になることが予想されている。
しかしWave 3が注目に値するもうひとつの理由は、Windows 7との連携である。MicrosoftのLiveチームのメンバーが1年前にWave 3の企画メモで以下のように概説している:
「Windows Liveはあらゆるデバイスで利用できるサービスであるが、ほとんどの顧客がそのサービスをWindows PC上からInternet Explorerを使って接続していると認識している。われわれはこのサービスをWindowsとInternet Explorerを使って利用することを選んだ顧客のためにシームレスな体験を提供するユニークな機会を有している。
「Windows Vista上でのシームレスな体験を目標としながら、Windows 7プラットフォームと体験にも賭け、Windows 7と接続したときに最高の体験を作り出すつもりである。われわれはWindows 7チームと協力し、Windows 7プラットフォームにおける初めてで最高の開発者となるであろう。
「われわれの体験はWindows 7に接続されたときに、シームレスにWindows体験が拡張されるように設計され、アプリケーションについてはWindows 7スタイルのガイドラインに沿うように作業する予定である。同ブラウザがわれわれのツールバーや、Search、MSNといった他サービスにシームレスに拡張できるような体験を必ず提供できるようにInternet Explorer 8チームと協力する予定だ。」
今となっては「Internet Explorer(IE)8 Beta 2」がいつ登場してもおかしくないが、このIEの次期バージョンにWindows Live Wave 3に関連した機能が含まれるとすれば、どのようなものであるかを見るのは興味深い。企画メモからは以下のとおりである:
「多くの顧客がInternet Explorerを使ってわれわれのサービスに接続するであろう。わがチームはInternet Explorerを使っている顧客のブラウジング体験を、ブラウジング体験を強化するわれわれのツールバーと追加的サービスにより拡張するユニークな機会を有している。わがチームが可能とするInternet Explorerを使っている顧客に特有のシナリオや機能とは何か?ウェブベース体験は、ツールバーがインストールされることにより、どのように変わるのか?われわれのサービスがブラウザ体験をどのように改善するのか?」
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ