「Windows Software Update Services(WSUS)」ユーザーのなかには、米国時間8月20日、そのパッチサーバにあっと驚かされた者もいた:「Windows 7 Client」の文言がみられたためだ。
実際のWindows 7クライアントのコードはWSUS経由で配布されることはなかった。しかしWSUSからサービスが提供される製品リストにWindows 7が登場しているということは、Microsoftが何らかのWindows 7関連製品を今後数カ月内に顧客にプッシュする下準備をしているのかもしれない。
「WSUSがプッシュするのは製品ではなく、パッチだけである。したがってこれは、今後数週間あるいは数か月内に予定されている何らかの製品の準備を進めているということなのかもしれない。これはまさに新しいカテゴリである」と、あるWSUS顧客は述べている。この顧客は20日朝、彼のアップデートチェックリスト上に「Windows 7」ボックスを発見したことを確認している。
WSUSサーバ上にWindows 7が出現したことはYannis Pantzis氏により指摘され、同氏のブログにはスクリーンショットが投稿された。(万が一、同氏のスクリーンショットが除去されるように要請された場合を考慮して、筆者もそのコピーを掲載する。)
WSUSはMicrosoftによるいくつかのパッチツールのひとつであり、ほかにはWindows UpdateとMicrosoft Updateがある。WSUSは通常は大手企業により採用されている。
Microsoftは初期のWindows 7ビルドを過去数カ月間にわたり選定された外部テスターに提供している。もっと広範に配布される最初のテストビルドは、2008年10月終わりのMicrosoftのProfessional Developers Conferenceの頃となることが予想されている。
Microsoft幹部――そしてMicrosoftからWindows 7を通常宣伝されていた予定日である2010年より前に提供することを予期していると伝えられていたパートナーの一部によると――Windows 7の最終リリースは2009年後半に予想されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ