MicrosoftとCrayは米国時間9月16日、「Windows HPC Server 2008」が動作するコンパクトなスーパーコンピュータ「Cray CX1」を発表する予定だ。
両社はこの新製品を「Crayがこれまで提供したなかで最も手頃なスーパーコンピュータ」として売り込むとみられる。価格は2万5000ドルからとなる予定だ。
9月15日のWindows Serverブログの記事で、MicrosoftのTina Couch氏はこのように指摘した:
「これは高性能、高生産性のコンピューティングであり、高度に統合された、親しみのある環境を提供することにより、ユーザー、ITプロ、そして開発者のニーズを満たし、部門や作業グループのニーズを満たすにふさわしいサイズと価格を提供する。CX1はコンピューティング、ストレージ、そして可視化を単一の統合されたシステムにまとめ、研究室やオフィスといった非伝統的な環境を対象に設計されている。スペースが問題というなら、ご心配なく。掃除道具を入れるクローゼットに収まるほどコンパクトだ。
「どうやって入手できるか?!Amazon.comで買い物するのと同じぐらい簡単だ。顧客はオンラインで、コンフィギュレータを使ってCX1システムを発注し、クレジットカードで支払いを済ますことができる。」
MicrosoftによるWindows HPC(High Performance Computing)Server 2008の正式ローンチはニューヨークにおいて9月22日に予定されている。Windows HPC Server 2008はMicrosoftのWindows Server 2008ファミリーのハイエンドSKUだ。Microsoftは同製品を、ハイエンドコンピューティング市場において揺るぎない支持者層を獲得したLinuxの代替製品として位置付けている。
別のWindows Server関連ニュースだが、Microsoftは9月15日に、「Windows Essential Business Server(EBS)」として知られるミッドレンジのWindows Server製品を製造工程向けリリース(RTM)した。EBS(コード名「Centro」)の一般向けの提供は11月12日に始まる。「Windows Small Business Server 2008」(コード名は「Cougar」)もまた、11月12日から一般向けの提供が始まる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ