マイクロソフトとクレイが2.5万ドルのスパコンの発表へ

文:Mary Jo Foley(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:菊地千枝子

2008-09-17 00:50

 MicrosoftとCrayは米国時間9月16日、「Windows HPC Server 2008」が動作するコンパクトなスーパーコンピュータ「Cray CX1」を発表する予定だ。

 両社はこの新製品を「Crayがこれまで提供したなかで最も手頃なスーパーコンピュータ」として売り込むとみられる。価格は2万5000ドルからとなる予定だ。

 9月15日のWindows Serverブログの記事で、MicrosoftのTina Couch氏はこのように指摘した:

 「これは高性能、高生産性のコンピューティングであり、高度に統合された、親しみのある環境を提供することにより、ユーザー、ITプロ、そして開発者のニーズを満たし、部門や作業グループのニーズを満たすにふさわしいサイズと価格を提供する。CX1はコンピューティング、ストレージ、そして可視化を単一の統合されたシステムにまとめ、研究室やオフィスといった非伝統的な環境を対象に設計されている。スペースが問題というなら、ご心配なく。掃除道具を入れるクローゼットに収まるほどコンパクトだ。

 「どうやって入手できるか?!Amazon.comで買い物するのと同じぐらい簡単だ。顧客はオンラインで、コンフィギュレータを使ってCX1システムを発注し、クレジットカードで支払いを済ますことができる。」

 MicrosoftによるWindows HPC(High Performance Computing)Server 2008の正式ローンチはニューヨークにおいて9月22日に予定されている。Windows HPC Server 2008はMicrosoftのWindows Server 2008ファミリーのハイエンドSKUだ。Microsoftは同製品を、ハイエンドコンピューティング市場において揺るぎない支持者層を獲得したLinuxの代替製品として位置付けている。

 別のWindows Server関連ニュースだが、Microsoftは9月15日に、「Windows Essential Business Server(EBS)」として知られるミッドレンジのWindows Server製品を製造工程向けリリース(RTM)した。EBS(コード名「Centro」)の一般向けの提供は11月12日に始まる。「Windows Small Business Server 2008」(コード名は「Cougar」)もまた、11月12日から一般向けの提供が始まる。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  2. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  3. セキュリティ

    ISMSとPマークは何が違うのか--第三者認証取得を目指す企業が最初に理解すべきこと

  4. ビジネスアプリケーション

    中小企業のDX奮闘記--都市伝説に騙されずに業務改善を実現したAI活用成功譚

  5. セキュリティ

    「どこから手を付ければよいかわからない」が約半数--セキュリティ運用の自動化導入に向けた実践ガイド

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]