プレゼンテーション中に聴衆を居眠りさせないためのティップス10+選

文:TechRepublic 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子

2009-07-21 08:00

 プレゼンテーションを行う人であれば誰でも、聴衆に興味を持って熱心に、注意深く聴いてもらいたいと思っているはずである。そして、あなたのメッセージを最も効果的に聴衆に伝えたいと思っていても、そもそも彼らが聴いてくれていなければ無理な話なのである。プレゼンテーションを行っている間、聴衆の注意を引き付けておくための方法は数多くあるが、まず手始めとして、聴衆をあなたのメッセージに積極的にかかわらせるようにするのが一番だろう。本記事では、聴衆をあなたのプレゼンテーションやメッセージに引き込むためのティップスを12個紹介する。

 以下の内容は、Kevin Eikenberry氏の執筆した記事「Twelve ways to engage your learning audience」(受講者の注意を引き付けておくための方法12選)に基づいている。

#1:何らかの応答が返ってくるような質問を投げかける

 聴き手が答えられる、あるいは自分なりの意見を持っているような質問を投げかける。聴き手に何らかの応答を促すようにすることで、聴衆はあなたのメッセージに聞き入るようにもなるはずだ。

#2:質問に対して、挙手での応答を求める

 聴衆の意見や経験、ニーズを調査するような質問を投げかける。身体を使った応答によって場を盛り上げ、心理的な一体感をもたらすこともできるのである。

#3:聴衆にイメージを与える

 聴衆があなたの状況や解決策のイメージを描けるように説明する。聴衆の心をうまく誘導することで、話に引き込むとともに、彼らの心により強いメッセージを残せるようになる。

#4:聴衆自らに何らかのイメージを思い描いてもらう

 プレゼンテーションで言及している話題について、聴衆に対して自らの実生活における特定のタイミングや出来事、事例を思い描いてもらう。これによって、彼らの脳の働きを活性化させることができ、あなたのメッセージにより具体性を持たせることもできるようになる。

#5:聴衆同士で意見を交換する時間を設ける

 聴衆同士で重要なポイントについて意見を交換したり、疑問や懸念を提起するための時間を設ける。互いに話し合ってもらうことで(聴衆がそういったことを予想していなかった場合には特に)、彼らの注意を改めて引き付けるとともに、プレゼンテーションのポイントをより深く理解してもらえるようにもなるはずだ。

#6:ゲームや運動をしてもらう

 プレゼンテーションの内容に関係があり、楽しめるものを選ぶようにする。楽しみは学習や理解を促すのである。

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