Windows XPのサービスのなかには、無効化することでパフォーマンスの向上やセキュリティの強化を期待できるものもある--とは言うものの、そういったチューンアップを施す際には、絶対に無効化できないサービスがどれかを知っておく必要がある。本記事では、重要なサービスを10個挙げ、それぞれについて無効化すべきではない理由を解説している。
Windows XPデスクトップのサービスから、無効化しても大丈夫なものを選別するうえで役立つ資料は数多く公開されている。不要なサービスを無効化することでシステムのパフォーマンス向上が見込めるだけでなく、システムに対する攻撃の対象領域を削減できるため、システムの全体的なセキュリティも強化できるのである。しかし、こういった資料のなかで、「無効化すべきでない」サービスについて言及しているものはほとんどない。Windowsシステム上で稼働するサービスはいずれも特定の目的を持っており、それらの多くは、デスクトップコンピューティング環境を期待通り適切に機能させるうえで必要不可欠なものなのである。以下では、Windows XPのサービスのうち、無効化すべきでない重要なものを10個、その理由とともに挙げている。
#1:DNS Client
このサービスにより、DNS名の解決が行われ、その結果がキャッシュに保存されることで、IPアドレスだけでなく、標準名を用いた通信も可能になる。つまり、DNSというサービスが機能するおかげで、閲覧したいサイトのIPアドレス(例えばhttp://216.239.113.101/)を覚えておかなくても、ブラウザにhttp://www.techrepublic.com/と入力するだけで該当ページが表示されるようになるわけである。
このサービスを無効化するということは、コンピュータによるIPアドレスの取得機能を抑止するということを意味している。このことはつまり、ウェブ閲覧が不可能になることとほぼ同義である。
#2:Network Connections
Network Connectionsサービスは、あなたのコンピュータにおけるネットワーク接続やダイヤルアップ接続を管理するとともに、ネットワークステータスの通知や、設定といった作業を行うものである。最近では、ネットワークに接続されていないスタンドアロンのPCは、そろばんと同程度(あるいはそろばんにも劣るほど)の有用性しか持ち合わせていないと言えるだろう。Network Connectionsサービスは、あなたのコンピュータが他のコンピュータやインターネットと通信するうえで必要となるサービスなのである。
このサービスを無効化するということは、ネットワークの設定が行えなくなるということを意味している。つまり新たなネットワーク接続を作成することができなくなり、ネットワーク情報を必要とするサービスも機能しなくなるわけである。
#3:Plug and Play
Plug and Playサービス(以前は信頼性に欠けていたため、プラグインした後は祈る(pray)しかないという意味で、「Plug and Pray」サービスだと揶揄されていた)は、コンピュータに新しいハードウェアが追加される度に眠りから覚める。このサービスは、新しいハードウェアを検出すると、該当コンピュータでそれを使用できるよう、自動的に設定を行うようになっている。Plug and PlayサービスはしばしばUniversal Plug and Play(UPnP)サービスと混同されるものの、後者はWindows XPを搭載したコンピュータが新しいネットワークリソース(ローカルのハードウェアリソースではなく)を検出するために用いるものである。Plug and Playサービスはとても重要な存在であり、それを無効化するとシステムが不安定になり、新しいハードウェアも認識されなくなる。一方、UPnPはたいていの場合不要であり、気兼ねなく無効化することができる。またその場合、UPnPと密接に連携するSSDP Discovery Serviceも無効化することができる。
過去に関する備考:UPnPは2001年、かなり深刻なセキュリティ問題に関連していると報じられた(関連英文記事)。
Plug and Playを無効化するとコンピュータが不安定になり、ハードウェアの変更を検出することができなくなる。
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