利用できるソフトウェアがなければ、OSにはあまり意味がない。Windows 7を(定価を支払ったのであれ、目聡く安く済ませる方法を見つけたのであれ)手に入れたばかりの人は、おそらくそこにインストールするクールで、便利で、なにより互換性のあるソフトウェアを探していることだろう。
この記事では、私が「必携」だと考えている、Windows 7で使えるソフトウェアのトップ7のリストを紹介する。これらのアプリケーションはMicrosoftの最新OSと互換性があるだけでなく、すべて無料だ。
ウェブブラウザ:Mozilla Firefox
普段から私の記事を読んでいる方は、私個人の好きなブラウザがFirefoxではないことはご存じかもしれない(私が好きなのはGoogle Chromeだ)が、だからといって他の人にFirefoxを心から勧めることができないわけはない。
それは、Firefoxがあまりにもいいブラウザだからだ。Firefoxは高速で、堅牢であり、信頼性が高く、欲しい機能が無い場合でも、それを実現するアドオンが存在している可能性が高い。
また、この2009年11月にFirefoxは5歳の誕生日を迎える。Firefoxをお勧めするよい機会だろう。
メディアプレーヤー:VideoLAN VLC Player
コーデックに気を遣わないと動画の音声が再生できないことほど、気に障ることはない。私は、Windows付属のWindows Media Playerを使い続けるのではなく、VLC Playerのような、より多用途に使えるメディアプレーヤーをインストールしてしまう方がいいと思う。
VLC Playerは互換性が高く、DVD、オーディオCDやVCDのほか、ほとんどの音声および動画フォーマット(MPEG-2、MPEG-4、H.264、DivX、MPEG-1、mp3、Ogg、ACCなど)に対応しており、さまざまなストリーミングプロトコルもサポートしている。
VLC Playerは素晴らしいソフトウェアであり、是非お勧めしたい。
電子メールクライアント:Mozilla Thunderbird
Windows 7には電子メールクライアントは付属していない。MicrosoftはWindows Live Mailと呼ばれる無料の電子メールクライアントを提供しているが、これはダウンロードする必要がある。しかし、どちらにせよアプリケーションをダウンロードする必要があるのなら、何かもっと多用途に使えるものをダウンロードしてもいいだろう。
Thunderbirdは、Firefoxを作っているMozillaが手がけたものだ。この電子メールクライアントは、十分な機能を持っており、インボックスの管理に使えるさまざまなツールを備えている。
ファイル圧縮・解凍ソフト:7-Zip
WindowsはZipファイルの扱いについては優秀だ。このOSはWindows MEの時から.zipファイルの作成・解凍をサポートしている(実際、この機能はWindows MEの目玉の1つだった)。だが、この機能は基本的で限られたものだ。もし、頻繁に圧縮ファイルを扱うのであれば、もっとよいアプリケーションが必要になる。
そこで7-Zipだ。このアプリケーションは十分な機能を持った圧縮ツールで、.zipや.tarといったよく使われる圧縮ファイルだけでなく、.cabや.lzhなどの使われる頻度の少ないフォーマットも扱える。さらに、7-Zipは.isoディスクイメージの中を覗き、ファイルを抽出することもできる。これは、パワーユーザーには非常に便利な機能だ。