iPadはビジネスにも使えるのだろうか?ITコンサルタントである筆者は、iPadが極めてビジネスフレンドリーな製品に仕上がっていると考えている--しかし当然のことながら、それには適切なアプリケーションが必要となる。
AppleのiPadによってコンピューティングに大きな変革がもたらされるという主張をあなたも見聞きしたことがあるはずだ。しかし、これによってあなたの仕事にどのようなメリットがもたらされるのだろうか?本記事では、洗練された方法で仕事をより効率良くこなし、日々の無駄な作業を減らすためのiPadアプリケーションを10個紹介する。
#1:Pages
Pagesは、AppleがMac用として提供しているiWorkスイートの一部であるが、iPad用のPagesは単体アプリケーションとして9.99ドルで提供されている。このワープロソフトは、新たなiPadオーナーにとって必携のものだ。Pagesをインストールしておくことで、プロ並の文書やパンフレット、レポートを作成できるようになる。また、Microsoft Wordの文書を開いて編集したり、Pagesの文書をWordファイルやPDFファイルとして保存できるようにもなる。さらにiTunesを用いることで、iPadと、Windows PCあるいはMacの間でのファイル共有も可能になる。
#2:Numbers
Appleが9.99ドルで提供しているこの表計算ソフトにより、250個以上の関数が利用可能な素晴らしいスプレッドシートを作成できるようになる。また、Microsoft Excelのスプレッドシートを開いて編集したり、スプレッドシートをNumbers '09ファイルやPDFファイルとしてエクスポートできるようにもなる。さらにPagesと同様に、iTunesを用いることで、iPadと、Windows PCあるいはMacの間でのファイル共有も可能になる。
#3:Dropbox
ITコンサルタントにとって必携のアプリケーションであるDropbox(無償のiPhone版はiPad上でも動作する)を用いることで、クラウドを介してのファイル共有が可能になる。筆者の会社では、さまざまな技術者たちの間で重要な情報を共有するためにDropboxを使用している。Dropboxのおかげで、技術者がWindows搭載のノートPCを使用していようと、Macを使用していようと、iPhoneを愛用していようと、iPadを携帯していようと、さまざまなプラットフォームを使用している複数のユーザー間でファイルを共有することが可能になるというわけだ。
#4:The Wall Street Journal
証券市場とビジネスに関するニュースに強いという定評があるThe Wall Street JournalのiPad用アプリケーションは、iPadのマルチメディア機能を最大限に活かすということを念頭において開発されたものである。市場データや、カスタマイズ可能な株式リスト、定期的に更新されるニュース記事に加えて、動画やスライドショーを無償で閲覧することができる。
#5:TweetDeck for iPad
企業としてTwitterをマーケティングやコミュニケーション、広報活動の分野で活用しているのであれば、無償のTweetDeck for iPadアプリケーションを利用することで、複数のアカウントをiPadで同時に管理できるようになる。TweetDeckのマルチカラム表示機能を利用することで、友人のツイートやダイレクトメッセージ、@mentionsのチェックが容易に行えるようになる。