愛用しているシステムに別れを告げるというのは辛いことかもしれない--そのシステムに対して大金を注ぎ込んできているという場合にはなおさらだろう。しかし、別れを決断すべきというケースもある。本記事では、時代遅れのハードウェアをお払い箱にするという決断を行ううえでのきっかけを5つ挙げている。
ハイエンドのPCでも、いつかは時代遅れになる。これは人生における悲しい事実の1つと言えるだろう。大金を投資してきたシステムであればなおさら、引退させざるを得ない状況に陥ったとしても今一つ踏ん切りがつかないかもしれない。結局のところPCについては、修理か、(再度の)アップグレードか、買い換えのいずれかを選択するしかない場合もしばしばある。幸いなことに、時代遅れのPCを引退させる時が来たことを知らせる兆候というものがいくつかある。以下にこういった兆候を紹介する。
#1:パーツを見つけるのが困難となる
コンピュータを稼働させ続けるために必要なパーツの入手が難しくなった場合、そのコンピュータは買い換えるしかなくなるだろう。筆者は数年前、まさにこういった状況に陥ったことがある。
筆者は自宅で仕事をしているため、使用するハードウェアはすべて自費で賄っている。その中の1台であるネットワークサーバは、多少老朽化していたものの、まだまだニーズを満足できていたため、引退させるつもりはまったくなかった。しかもそのサーバは、筆者が購入したコンピュータ機器のうちで最も高価なものであったため、出来る限り長く使うつもりでいた。
ところがある日、そのサーバの電源ユニットの寿命が尽きてしまったのである。しかも困ったことに、該当電源ユニットは販売を終了していたのだった。このコンピュータは電源ユニット以外、どこも悪いところがなかったにもかかわらず、パーツの入手が不可能という理由でリプレースするしかなくなったというわけだ。この話に救いがあるとすれば、そのコンピュータの購入後にテクノロジが大きく進化していたため、以前のものより高い性能のコンピュータを1000ドル未満で購入できたことくらいである。