StopBadware.orgは最新のレポートでRealPlayerを「バッドウェア」としてやり玉に挙げ、他にもJessica Simpson Screensaver、Fake-Mailer、Drive Cleaner 2006、WinAntiVirus 2006などを挙げた。
実際、StopBadware.orgのリストに挙がっているソフトウェアの中で、よく知られているウェブアプリケーションはRealPlayerとKazaaの2つだけだ。
大部分の資金をGoogleから調達しているStopBadware.orgは、RealPlayerについて次のように述べている。
われわれがRealPlayer 10.5をバッドウェアであるとしたのは、ユーザーのコンピュータに広告ソフトウェアをインストールするという事実を正しく完全に開示していないからだ。それに加え、RealPlayer 11もバッドウェアであることがわかった。これは、Rhapsody Player Engineをインストールするという事実を開示しておらず、RealPlayerをアンインストールする際にもこのソフトウェアを削除しないためだ。
われわれはユーザーに対し、われわれがテストしたバージョンのRealPlayerについては、ユーザーがこのソフトウェアの判明した振る舞いに満足しているか、このアプリケーションが本レポートに記述されている勧告に従って更新されるまで、インストールしないことを推奨する。
RealPlayerは現在、www.real.comのRealNetworksのページで広報されている。
RealPlayer 10.5はMozilla Firefoxの「Missing Plug-in」機能やBBC Radioのウェブサイトなどのチャネルで配布されている。
StopBadware.orgの見方は、私が以前RealPlayerに対して文句を言ったときのものと大きな違いはない。RealNetworksの名誉のために言えば、同社はRealPlayerの最新のバージョンでは、私の不満の多くを修正した。
同グループはRealNetworksに対し、RealPlayer 10.5のメッセージセンターの広告としての動作の性質について開示するように勧告している。RealNetworksはこれらのことをインストール時に概説すべきだ。RealPlayer 11については、RealNetworksはRhapsody Player Engineがインストールされることをはっきりと説明する文章を提供し、これをアンインストールするための手段を追加すべきだ。
Ryan Naraine氏は、RealNetworksは将来のバージョンではこれらの問題を修正するだろうと報じている。そうした方がいい。Stopbadware.orgのクラブにいることは、ビジネスには良いことではない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ