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インターネットはテクノロジーか? - “grown up digital”出版に寄せて

インターネットはテクノロジーなのだろうか? 空気なのだろうか? 改めて考えさせられる本が出版された。

飯田哲夫(電通国際情報サービス)  2008年11月28日 15時00分
インターネットテクノロジーか? - “grown up digital”出版に寄せて

 ドンタプスコット『grown up digital – how the net generation is changing your world』出版された。ドンタプスコットは、最近では『ウィキノミクス『ウィキノミクス』日本語に翻訳されているので知っている方も多いだろう。今回出版された『grown up digital』は、同氏がおよそ10年前のまだインターネットが”1.0”であった頃に執筆した『growing up digital』(日本語訳は『デジタルチルドレン『デジタルチルドレン』)の後継にあたる著作となる。今回ドンタプスコットは、およそ10,000対象としたリサーチを実施したという。そこまで行うことの意義は、インターネットと共に育った(”growing up”)世代が、いよいよ成し(”grown up”)、社会影響力を持ち始めたことにある。

インターネットテクノロジーか?

 『grown up digital』に、アランケイ言葉を引用した一文がある。

technology is technology only for people who are born before it was invented” (『grown up digital』19ページ
つまり、テクノロジーとは、それが発明されるより前に生まれたにとってのみテクノロジーである。に言えば、生まれたときに存在している技術というのは、もはやテクノロジーとは認識されず、その々にとってみれば空気のような存在ということである。従って、私にとってインターネットテクノロジーであるが、ドンタプスコットがその著書の中で定義するネット世代(現在11才31才)にとって、インターネットテクノロジーではない。

 ちなみに、ドンタプスコットは、ネットと共に育った世代のことを”Net Generationネット世代)”という呼び方をする。しばしばこの世代は”Generation X”に続くものとして、”Generation Y”という呼び方もされるが、ドンタプスコットは、この新しい世代は、”X”に単に連なるものではないという考えから、あえて”Y”ではなく”Net Generation”という言葉を使っている。

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