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ベテランの助言に学ぶ:がんばりやさんのマネジメント(その3)

オーバーアチーバーである部下を上手に管理するテクニックを、IBM、ライコス、ゼロックスなどのベテランマネージャーの体験談から学ぶ。

文:Laurie Sullivan
翻訳校正:ラテックス・インターナショナル  2008年1月29日 13時00分

強制的に休息を取らせる

マネージャー:Elizabeth Smith氏、IBM Global Technology Servicesのゼネラルマネージャー

課題:オーバーアチーバーが燃え尽きそうになっている

 オーバーアチーバーの営業ウーマン(ここでは仮に名前をJillとしておこう)は、競争の激しい市場で事業を展開しているクライアントのための詳細なプロポーザルの作成に携わっていた。全世界で約100人の部下を管理しているSmith氏は、Jillがずっと同じ戦略に頼っていることに気づいた。Jillは夜遅くまでその会社の市場におけるポジションについて調査するのだった。この戦略はこれまでは成功していたが今回はうまく行かず、そのためにJillは精神的に疲れ果て、自信を失いかけていた。

 Jillは成功を熱心に求めるあまり、自分が何度も同じ戦略を採用していることに気づいていなかった。そのため思考が硬直して視野が狭くなり、変化に対する感性が鈍くなっていた。これは多くのオーバーアチーバーが陥るわなである。Smith氏にはJillは頭をすっきりさせる必要があるとわかっていたので、2日間の出張に出かけるときにJillに同行を求めた。「特に同行者が必要だったわけではないが、彼女と話をする時間が必要だった」とSmith氏は述べる。「とにかく彼女の目先を変えてやりたかった」(Smith氏)

 旅行の間、Smith氏はクライアントとは午前中に会合し、午後は1時間半にわたってスパで10人ほどの女性幹部に協働と技術革新について話をするスケジュールを整えた。JillとSmith氏はそれ以外の時間をスパで一緒に過ごした。Smith氏の作戦はうまく行った。午後の休憩の後、Jillはじっくり30分かけていくつかの新しいアイデアを思いつき、そのおかげでついに滞っていた取引を好転させることができた。

過ちから学ぶことを教える

マネージャー:Don Kosak氏、 検索エンジンLycos Inc.の最高技術責任者(CTO)

課題:失敗に終わった製品のためにオーバーアチーバーの自信が失われてしまう

 オーバーアチーバーで構成されるLycosのウェブ開発チームは6カ月を費やして「Lycos Circles」というソーシャルネットワーキングプラットフォームを完成させた。このサイトは2004年に初登場したが1年後に閉鎖された。このショックの後でKosak氏はチームを必死で立て直そうとした。「オーバーアチーバーは失敗したときに自分にきわめて厳しい人が多いので、彼らに手をさしのべて君たちはこんなことを学んだのだと指摘してやる必要がある」とKosak氏は言う。最初の技術プロジェクトはうまく行かなかったが、すべてが失われたわけではなかった。同社はLycos Circlesが燃え尽きた灰から、さらに優れたブログ作成ツールを構築した。このテクノロジはパーソナルパブリッシングプラットフォームの「Tripod」と「Angelfire」に組み込まれ、100万人以上のブロガーに利用されている。

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http://japan.zdnet.com/sp/feature/managing-overachiever/story/0,3800083577,20365956-2,00.htm
ベテランの助言に学ぶ:がんばりやさんのマネジメント(その3)

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