オーバーアチーバーがチームにいると心強いが、彼らの成功に対する執着心が度を越してしまうこともある。彼らは不可能な目標を設定してそれを達成することに慣れているが、その人並み外れた努力が失敗に終わると、一気に崩壊してしまうことがある。また、長時間働いたり、食事を抜いたり睡眠を削ったりするなど、不健康な習慣を身につけてしまうこともある。実際に仕事が遂行できなくなるオーバーアチーバーはほとんどいないが、その行動が破壊的なものになる前にその注意サインを把握しておくことは重要である。以下に注意すべき症状とそれに対する対策をまとめてある。
症状:一部のオーバーアチーバーは仕事をネガティブな感情を回避する手段にしてしまう。彼らは常に仕事のことを考え、仕事のことを話し、1日の終わりに「スイッチを切る」ことができず、休暇も昼食休憩も取らない。
対策:仕事中毒者は不必要に細かい部分にこだわり、仕事を長引かせる傾向があるので、彼らに代わって優先順位を確立し、進行状況を注意深く監視してやる必要がある。彼らが費やした時間ではなくて仕事の成果に対して報酬を払い、彼らに対して昼食休憩を取って、常識的な時間にオフィスを去るように言うべきだ。それでも問題が続く場合は、人事部のマネージャーに介入してもらうことだ。マネージャーはカウンセラーとの面会を勧めることもできるし、Workaholics Anonymousウェブサイトで自己診断を受けてみるように勧めることもできる。
症状:失敗に向き合うことができないのはもう1つの注意サインである。同僚が(特に仕事上の失敗の後で)いつもより口数が少なくて活力がなく、何日も病気休暇を取り、会議や会社の行事に欠席するようなら注意するべきである。「誰でも時々は失敗するのだが、オーバーアチーバーにとっては失敗と向き合うことが難しい」とミシガン大学ロススクールオブビジネスのZell Lurie Institute for Entrepreneurial Studiesでエグゼクティブディレクターを務めるTom Kinnear氏は言う。「時には、彼らが絶対に達成できない目標を設定している場合は、その人を自殺に追い込んでしまうほどの機能不全的な行為が見られることもあるだろう」(Kinnear氏)
対策:慎重に事を運ぶこと。「マネージャーはその人を専門の臨床心理士に紹介して助けを求めることが必要であり、自分でその問題に対処しようとしないことだ」とKinnear氏は述べる。その問題について従業員と直接的に話し合うことが必要だが、本人には「強迫神経症に関するこの記事を読んでみたのだけれど、君も強迫神経症ではないか」などと言わないことだと、臨床心理士で管理職を対象とするコーチであるRobert Pasick氏は指摘する。決して本人に面と向かって医学的な助言をしたり、診断を試みたりしないことだ。代わりに精神的な問題を抱えている人物を、人事部を通じてメンタルヘルスの専門家に紹介するべきだ。
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