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転職を決断するときに考えるべき項目10カ条

転職は生活のすべてを変える大きな決断であり、思い立ってから実行するまでにはいくつもの観点から熟考する必要がある。今回は、著者が転職を決めるにあたって改めて考えたことを説明する。

文:Becky Roberts
翻訳校正:吉井美有  2006年9月12日 08時00分

 9年4カ月間勤めていた職場を最近去ったわたしは、転職というトピックに関してずいぶんと考えた。仕事がどれほど割に合わなくても、月曜日の朝がどれほど憂鬱であっても、退職するという決断は、ことさらその職に就いていた期間が長い場合には容易に下せるものではない。あなたの上司が人食い鬼であっても、昇給ペースが生活費の上昇ペースを下回っていても、あなたのスキルが6年間活かされていなくても、現在の仕事はあなたにとってなじみのあるものとなっているはずだ。

 あなたにとってその責任や会社がなじみのあるものとなっていれば、そこは快適な場所でもある。それとは逆に、転職を考えはじめると、自分はもっとやれると頭のどこかでは思いながらも自身の能力に対する疑念に苛まれることになる。その揚げ句、新しい職場にいる自分が知識不足から何もできずにあえぎ、結局は解雇されるという夢を見て、夜中の2時に冷や汗をかきながら目を覚ましたりもする。

 では、仕事の辞めどきとはどんなときなのだろうか。変化を求めるべきときだと判断するための10の指標を、自分が最近経験したことをもとにして挙げてみたい。

#1:自分の能力を最大限に発揮していないという自覚がある

 誰にだって、投げやりになって全力を尽くせないスランプや、やる気の出ない状態が数日または数週間にもわたって続いた経験はあるはずだ。しかし、そういう状態が何カ月にもわたって続いたら?全力を尽くそうという気がどうしても起こらなかったら、そのときには何らかの変化が必要だ。これは、燃え尽き症候群か、仕事量が多すぎるもしくは少なすぎる、あるいは仕事が挑戦しがいのないものであるか荷が重すぎる場合に一般的に現れる兆候である。

 やる気が出ないことだけが問題であれば、現在の会社で異なった責任を持たせてもらえるよう要請したり、もっと専門的訓練の機会を与えてくれるように願い出たり、配置転換を希望したりすることによって変化をもたらすことができる。しかし、こういったことが選択肢にない場合には、履歴書を書く時期がきたということだ。

#2:愚痴を言い合える同僚と過ごす時間が増えてきた

 職場で付き合う相手としてどんな人々を選んでいるかを考えてみてほしい。どんな人々と一緒にいるだろうか。不満を持っていて、上司や福利厚生レベルの低下や理不尽な残業への不平を言うことで喜びを得るような人々に引き寄せられてしまっているだろうか。自身の仕事のどういった点が気に入っているかと聞かれると、それは自分にとってはその昔ボブおじさんから尋ねられた「学校で好きな科目は何だい?」という質問のようなもので、考えつく答えは休憩時間だけだとか?

#3:現在の雇用主の下では自身の将来像を描くことができない

 前回の面談でされたあのいまいましい質問を覚えているだろうか。「3年後の自分を思い描けますか?5年後は?10年後は?」こういった質問を自ら再び問うときがきているのではないだろうか。ここでの質問は「3年後にこの会社で働いている自分を思い描けますか?5年後は?10年後は?」となる。この質問への答えが「ノー」である場合、あなたはどのようなプランを持っているのだろうか。どこを目指したいのだろうか。プランではいつ行動に出るつもりだったのだろうか。

 ある日目が覚めたら申し分のない仕事に就いていたという状況を誰もが望むとはいえ、それが実現する可能性は、おそらく水玉模様をした1つ目のツチブタがゴミ圧縮機から出てくる可能性よりも少し低いぐらいだろう。あなたが将来はどこか他の職場で働きたいと考えているのであれば、プランを立てるには早すぎるということはない。

#4:現在の仕事の長所と短所を挙げてみる・・・その結果、短所が勝る

 転職するべきかどうか悩んでいるのであれば、次に述べる単純なことを実行してみてはどうだろうか。まず、現在の仕事に関して気に入っていること、すなわち長所と、気に入らない短所をそれぞれ羅列する。次に、各項目に重みづけを行う。各項目の重要性は、単純に1から10までの数字でランクづけすることができる。例えば、服装規定の厳しさを短所として挙げても自分にとってはそれほど重要なことではなければ1か2を付けるという具合である。その逆に、素晴らしい健康保険制度を長所として挙げた場合には、最低でも7か8を付けてよいだろう。

 次に、それぞれのリストの数字を合計する。短所が長所を上回る場合には、転職は少なくとも考えるに値する問題だ。そうでない場合であっても、この作業を行うことで、現状について具体的にどんなことが好きなのか、あるいは嫌いなのかを集中して考える機会になる。それが、次の職に何を求めるのかを考える具体的な材料になる。

筆者Becky Roberts氏について

哲学博士号の取得を目指す途中で、コンピュータサイエンスに目覚め、方向転換する。コンピュータサイエンスの理学修士を取得した後は英航空業界のデータベース開発者、陶器製造業者のメインフレームプログラマ、人材紹介会社のアプリケーション開発者、国際経営コンサルタント会社のシステム管理者を経験し、現在はテキサス州にある化学製品工場のネットワークエンジニアを務める。趣味はマウンテンバイク乗りとロッククライミング。ヒューストンで10代の子供2人の母親業をこなしながら、猫4匹、フェレット3匹とともに暮らしている。

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http://japan.zdnet.com/sp/feature/techrepublic/story/0,2000067060,20229107,00.htm
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