新野淳一の戦略
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ウェブ開発最大の障壁「IE6」とXP Mode
「IE6」のためにWindows XPを使用
私にとっていまでも抱えている最大のレガシーアプリケーションはInternet Explorer 6です。自分で運営しているブログ「Publickey」のデザイン変更やJavaScriptでの機能追加などの時に、いまでもInternet Explorer 6でのチェックを欠かすことはできません。これがあるためにいまだにWindows XPを搭載したマシンをずっとメインマシンとして使ってきました。
私と同じようにInternet Explorer 6でのチェックが欠かせないデザイナー、開発者はまだまだ多いはずです。
仮想環境を意識させないWindows XP Mode
そのおかげでこれまでWindows Vistaへの移行は見送ってきたのですが、Windows 7にはWindows XP Modeがあるので、Windows 7への移行は視野に入ってきました。
特にWindows XP Modeには、仮想マシンのホストウィンドウ内でアプリケーションを動かす一般的な仮想マシンでの実行イメージだけでなく、Windows 7にインストールしたアプリケーションと同様に、仮想マシンのホストウィンドウを表示せずにWindows 7のデスクトップ上でそのままアプリケーションを実行する機能を備えています。しかも、それをWindows 7のショートカットメニューからそのまま実行可能にできるところも非常にポイントが高いと思います。このおかげで基本的にはWindows 7のアプリケーションと同じように旧来のアプリケーションを起動できるのですから。
そういうわけで、そろそろWindows XPからWindows 7に移行してもいいかなと思い始めているところです。
企業ではこれを推し進めてMED-Vを導入することで、例えばいまだに一部で残っている古いバージョンのVisual Basicで作ったアプリケーション(とはいえVB6のアプリははWindows 7で動作保証があるようですが)など、旧OS対応アプリを同じように仮想マシンに包んで実行可能な形式にして企業内のPCに配布できるようです。一定以上の規模で社内のPCを管理している企業では、こちらの方が向いているかもしれません。
新野淳一(「Publickey」 Blogger in Chief)
月刊誌の編集、フリーランスを経て、2000年に(株)アットマーク・アイティの設立に参加。2008年に@IT発行人を退任し、現在はPublickey編集長/Blogger in Chief。
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よく管理されたWindows XP Mode「MED-V」
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レガシー化するWindows 2000
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レガシーアプリを抱えた企業は非常に多い
ITRは、ユーザー企業のIT部門に対するコンサルティングに力を入れています。そのため、顧客企業のシステム環境を調査する機会が多いのですが...(続きを読む)
こちらでは、読者から寄せられた意見をピックアップして紹介します。
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今回のテーマでは、識者の方全員の意見が些末な差はあれども大意は同じように思いました。
弊社内のことは置いておくとして、お客様からの問い合わせでもレガシーアプリケーションの当面の延命処置として仮想化に強い関心をもたれています。(仮想化、P2Vとの絡みで。)
クライアントアプリの場合も、仮想化とシンクライアント化の連携が強化する良いきっかけとなるのでは無いかと思っています。
新規開発へ投資するほどの体力はないけど延命処置としての投資なら、苦しいけどなんとかっと言う企業様は時勢がら多いので数年は仮想化がますます使用される局面が多くなると思います。
反面、レガシーから新規開発への決断をますます遅らせる要因ともなってくるとは思います。 -
失業中のため、我が家の個人用システムに伝考える。私は、CP/M BASICの時代からPCを使用している。システムは次々とバージョンアップを積み重ねて発展し、CONFIG.SYSで苦労した事が大昔のように思える。
コ本的な考え方は上位互換性を確保してもらいたいということである。企業のシステムと違い個人用のシステムは単純あり、XP PAC4で略満足できる状態に達していると思う。 Windowsも95からXPまで使い続けているが、win2KでNTと統合し、XPーPAK4で安定化も満足できるまでになったを考えている。
個人ユースに付いてはこれで十分、サポートさえ続けてもらえば文句を言わない状態である。つまりレガシーアプリはそのまま使用しているということである。
マーケットの大きさを考えれば致し方ないと考えるが、WIー7でなく、PAK5として軽さや64ビット対応を実現してもらいたかった。折角十分に枯れた状態になろうとしていたXPであり、軽さの追求などはXPの改善という方向で行い、ユーザーは必要な機能を後で付加できるような形が望ましい。
会社などのシステムでも大幅なソフトの変更が必要になると見積もられる。
私の経験では、かなりのコストがかかると見なければならない。以前に私が現役で職にあったた時には、OSの変更(NT3.51からWINー2K)に伴うアプリケーション、特に開発部分の下位主に開発時に擁した経費と比較して半分い経費を費やした事がある。
個人にとってはレガシーアイテムはパッケージソフトウェアということになる。、PC1台を自作するときに一番高価な部品はOSである事から負担感は大きい。
前置きが長くなったが、開発部分は改造が必要となりかなりの経費をかけてレガシ−プログラムを変更した。オフィスソフトについてはそのまま使用した。
やはりOSは上位互換性を確保した形でバージョンアップを重ねてゆくべきである。
各分野の賢人と、読者の意見が集う6つのテーマ一覧をぜひご覧ください。