SNSの情報が企業でも本格的に活用され始めている。花王はソーシャルアナリティクスツールを採用し、日々移り変わる消費者のニーズや市場動向に、的確に対応するマーケティングプラットフォームの構築を進めている。
アビームコンサルティングは、「都市型AI防災訓練」を実施する計画を発表。SNSに投稿される社会インフラの被災状況や被災者・避難所の状況、帰宅困難者の状況などの情報をリアルタイムに解析し、場所やカテゴリーごとに分類して利用者に提供する。またSNSの情報は、地震計や水位計、ドローンなどのセンサーの情報と補完的に利用できる。
竹中工務店は、AI(人工知能)が位置情報付きのSNS投稿内容を分析し、質的評価(人の視点での評価)を可視化するツール「ソーシャルヒートマップ」を開発した。
このように、SNSの情報を活用する場が以前と比べて大きく広がっている。SNS活用に消極的である企業もまだ多い中で、その位置付けが着実に上がってきていることは間違いないと説明する記事を集めた。