キヤノンシステムアンドサポート(S&S)は、同社が販売するフォーティネット製のUTM(統合脅威管理)のセキュリティアプライアンスに、ラックのセキュリティ情報を加味して脅威を監視する新モデル「SecuritySuite JL」を追加し、7月1日に発売すると発表した。
SecuritySuite JLは、フォーティネットのセキュリティ情報に加えて、ラックが配信するセキュリティ脅威情報データベース「JLIST」も利用する。UTMにはファイアウォール、ウイルス対策、VPN接続、不正侵入防止(IPS)、アプリケーション制御、ウェブフィルタリングのセキュリティ機能があり、JLISTも利用して脅威の検知対応能力を強化する。
まずは「FortiGate60F・SecuritySuite JL」(税別参考価格29万7000円から)と「FortiGate100F・SecuritySuite JL」(同96万4000円から)の2機種を発売し、今後は「Fシリーズ」以降の全機種で対応していくという。
S&Sと親会社のキヤノンマーケティングジャパンは、これまでにフォーティネット製のセキュリティアプライアンスを累計約7万8000台販売しているといい、新モデルの追加で3000台以上販売する計画だとしている。
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