「Google Chrome」大好き人間だから伝えたい“推し小技”--2020年上半期版(2)

池田園子

2020-06-16 07:30

 筆者の使用ブラウザーはもっぱら「Google Chrome」である。Google Chrome以外での動作確認が必要なときを除き、他のブラウザーを使うことはほぼない。非常に直感的な操作感で、軽快に使えるというのが、Google Chromeを好む大きな理由だ。

 自分にとって使いやすいブラウザーを選ぶと、仕事の効率は上がると思われる。リサーチをしたり、画像加工をしたり、ドキュメントを作成したり……ブラウザー上で私たちは日々いろいろな業務を行う。

 だからこそ、皆さんの仕事の質を上げてくれると思われるGoogle Chromeを心からお勧めしたい。本連載では、業務効率化・合理化に役立つGoogle Chrome便利技を3つずつ4回にわたって紹介する。今回はその第2回目で、PCで使う場合を想定。

1.ファイルのダウンロード先を選択し、仕事しやすい状態を整える

 Google Chromeで閲覧したページから、画像やPDFなどのファイルをダウンロードすることがある。デフォルトの設定では、ファイル類を保存しようとすると、ローカルの「ダウンロード」に格納されることになっている。しかし、ダウンロード先を変更できることを皆さんはご存知だろうか。

 ファイルは「ダウンロード」ではない場所……例えば「デスクトップにダウンロードしたい」「Dropboxに入れたい」など、好みは人それぞれだと思う。

 Google Chrome上部の3つの丸が縦に並んだボタン→「設定」→「詳細設定」→「ダウンロード」→「保存先」→「変更」から、ファイルなどのダウンロード先を指定できる。

 この設定の下に「ダウンロード前に各ファイルの保存先を確認する」があるが、こちらはオンにしてもオフにしても、ダウンロード前に各ファイルの保存先が表示された。

 なぜオン・オフ共に同じ挙動になるのかは不明だが、現時点では「ダウンロード前に各ファイルの保存先を確認する」は触れなくてもいいだろう。

2.セキュリティ周りを整え、安全に仕事できる環境を整える

 Google Chromeをできる限り安全に、リスクを減らして使いたいなら、セキュリティ周りの設定をしておくに越したことはない。

 Google Chrome上部の3つの丸が縦に並んだボタン→「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「もっと見る」へ進もう。ここでオンにしておきたいのは、主にこれから紹介する2つの項目だ。

 1つ目は、危険なサイトからユーザーとデバイスを保護する「セーフ ブラウジング」。こちらをオンにしておけば、アクセス先サイトでセキュリティ上のリスクがある場合に、アクセスした一部ページのURLがGoogleに送信される。

 2つ目は、「データ侵害によりパスワードが漏洩した場合に警告する」。Google Chromeでは、パスワードをオンライン上の公開リストと定期的に照合し、確認しているという。その際、パスワードとユーザー名はGoogleを含め、誰も読み取ることができないよう暗号化される。

3.支払い方法を保存し、ブラウザーでの買い物を効率化する

 Google Chromeで買い物をする際、前に使用したクレジットカードを別のサイトでも使いたい。そんなときは事前に簡単な設定をしておく必要がある。

 まず、Google Chrome上部の3つの丸が縦に並んだボタン→「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「もっと見る」→「お支払い方法を保存しているかどうかの確認をサイトに許可する」の設定だ。こちらをオンにしておけば、Google Chromeに保存したお支払い情報(クレカ情報)を支払いフォームへの入力時に“候補”として表示するよう指定できる。

 さらに「設定」→「自動入力」→「お支払い方法」へ進み、「お支払い方法の保存と入力」をオンにする。こうすれば、保存した支払い方法が、何らかのECサイトを使う際、支払いフォームに自動的に入力される。

 この設定の下には、保存した支払い方法(クレカ情報)が並ぶ。別のクレカを支払い方法として加えたい場合は、「追加」から情報を入れよう。

 第3回に続く。

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