フォーティネットジャパンは新たに3種類の高性能FortiGate次世代ファイアウォールを発表した。今回発表された「FortiGate 1100E」「FortiGate 2200E」「FortiGate 3300E」は、「セキュリティ ドリブン ネットワーキング」に対応し、企業が安全にクラウド環境へアクセスするための高速な経路を確保可能にする。
セキュリティ ドリブン ネットワーキングは、クラウドへの高速経路を確保するネットワークで、支社におけるセキュアSD-WANなどのソリューション展開や、データセンター経由の高性能でセキュアなインターネット接続など、シームレスな統合型エンドツーエンドソリューションを提供するネットワークデザインを指す。
今回発表された3製品は、セキュリティ ドリブン ネットワーキングに対応し、安全なクラウドへの接続に取り組む企業がしばしば直面する、ボトルネックを解消する。高性能の暗号化VPNにより、移動するデータに対して、アクセス制御、データの機密保持、プライバシー保護、侵害の防止を実現し、ビジネスクリティカルなEコマースサービスを保護する大規模データセンター向けファイアウォールやDDoS(分散型サービス妨害)防御機能を装備している。
また、業界トップクラスのSSLインスペクション性能を実現しており、暗号化されたフローで実行される攻撃の検知や自動防御が可能だ。さらにあらゆるセグメント方法に適応できるため、アプリケーション層であるレイヤー7における脅威の封じ込め、リスク管理、コンプライアンスへの準拠を実現する。ビジネスクリティカルなアプリケーションとサーバーの保護では、高性能のデータセンター向けIPSを活用して仮想パッチを適用する。
各製品の主な仕様は以下の通り。
- FortiGate 1100E:脅威保護 7.1 Gbps、SSLインスペクション 10 Gbps、IPsec VPN 48 Gbps、ステートフルファイアウォール 80 Gbps
- FortiGate 2200E:脅威保護 11 Gbps、SSLインスペクション17 Gbps、IPsec VPN 98 Gbps、ステートフルファイアウォール 158 Gbps
- FortiGate 3300E:脅威保護 17 Gbps、SSLインスペクション 21 Gbps、IPsec VPN 98 Gbps、ステートフルファイアウォール 160 Gbps