パロアルトネットワークスは4月12日、クラウド配信型セキュリティプラットフォーム製品の最新版「Prisma Access 2.0」の国内提供を開始したと発表した。ネットワーク問題の自動修復や機械学習によるゼロデイ攻撃防御、クラウドセキュアウェブゲートウェイ(SWG)での明示型プロキシーの追加、新たなクラウドベースの管理機能などを強化した。
同製品は、クラウドセキュリティ機能を配信する単一のクラウドプラットフォーム。リモートアクセスでのパフォーマンスとユーザーエクスペリエンスを確保したアプリケーショントラフィックの保護を行う。最新版では、データセンターやクラウド接続でのスループット性能を向上させるとともに、セキュリティアップデートを1日当たり430万件に向上させたとしている。
主には、クラウド管理のリアルタイムなセキュリティアップデートとセキュリティ対策を強化し、テレワークユーザーの快適な業務環境を確保すべくネットワーク問題を自動修正する自己修復インフラストラクチャーを追加した。
また、大量のテレメトリーデータの分析を基にセキュリティポリシーを自動推奨することで未修正の脆弱性(通称:ゼロデイ)を狙う攻撃にリアルタイムに対処する機能や、SWGではネットワークアーキテクチャーを変更せずPrisma Accessに移行できる明示型プロキシーを追加している。
新たなクラウドベースの管理機能「CloudBlades」では、認定されたサードパーティーのセキュリティサービスやインフラストラクチャサービスを容易に統合できるようにし、まずは主要なリモートブラウザー分離サービスとの連携を図った。この他に、IoTセキュリティ機能も追加した。