NECと東京医科歯科大学は、6月からヘルスケアサービス「NECカラダケア」の実証事業を開始した。
同事業の第一弾として「NECカラダケア神楽坂店」(東京都新宿区)をオープンし、一人ひとりの健康状態に合わせた身体のケアを支援する「フィジカルケア」サービスの提供を15日から開始する。
フィジカルケアはNECと東京医科歯科大学との共同研究で推進する疾患の予防プログラムサービス。腰、肩、首、膝などに不調を感じることがある人、各種整形外科疾患の治療や回復リハビリが完了した後の後遺症に悩む人などを対象に、理学療法士と作業療法士が身体の状態評価と施術提供、改善プログラムの提示を行う、また、2回目以降の利用者には非対面でのオンライン施術も提供する。
NECカラダケア神楽坂店での施術風景
この実証事業は、NECと東京医科歯科大学が2020年に締結した「ヘルスケア領域における新たなサービス事業の創出・推進に関する連携協定」に基づくもの。将来的には、フィジカルケアサービスで得た知見データや、「身体」「栄養」「心」に関する日常の生活・行動データを、NECの人工知能(AI)をはじめとする先進技術と東京医科歯科大学の医学的知見を組み合わせて分析・活用し、総合的に日常生活を支援するヘルスケアサービスを提供を目指す。